リフォームコラム・お役立ち情報 2025年4月7日

ウッドデッキの素材ごとの特徴や費用相場とは?設置する際の注意点も

ウッドデッキの素材ごとの特徴や費用相場とは?設置する際の注意点も
  • ウッドデッキの設置を検討している方の中には「天然木と人工木どちらにしよう」「費用相場が分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

    天然木と人工木には異なる性質があり、特徴を知らずに設置してしまうと後悔する可能性があります。

    この記事では、ウッドデッキに使用される木材の特徴や、費用相場を解説します。

    ウッドデッキを設置する際の注意点も解説するため、快適なウッドデッキの設置にお役立てください。

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  • ウッドデッキの素材ごとの特徴

    ウッドデッキに使用される木材は天然木と人工木があり、費用や特徴が異なります。

    使用する木材によってメンテナンス頻度や注意する点も異なるため、各木材の特徴を把握しておくことが重要です。

    ここでは、木材ごとのメリットやデメリットを解説するため、理想のウッドデッキづくりにお役立てください。

    人工木(樹脂木)

    人工木は耐久性や耐水性に優れており、メンテナンス頻度を抑えたい方におすすめの木材です。

    木粉と樹脂を混ぜ合わせて成型されており、天然木と遜色のない風合いを持ち合わせています。

    また、経年劣化による変形や色落ちも少なく、腐ったりシロアリの被害を受けたりすることもありません。

    「年数が経って美観が損なわれるのが嫌」「メンテナンス頻度を減らしたい」という方は人工木を検討してみましょう。

    メリット デメリット
    ・耐久性・耐水性がある
    ・防腐処理が不要
    ・品質が安定している
    ・経年劣化による変化が少ない
    ・天然木のような経年美化はない
    ・夏場は表面が熱くなる

    天然木

    天然木はさまざまな種類があり、自然の温かみや経年美化が楽しめる点が特徴です。

    主に、ソフトウッドとハードウッドに分類され、特徴や価格帯が異なります。

    ソフトウッドは針葉樹の総称で、軽くて柔らかい特徴がありホームセンターなどで販売されています。

    しかし、耐久性が低いため定期的な防腐処理やシロアリへの対策も必要になるため、メンテナンスに費用がかかります。

    一方、ハードウッドは広葉樹の総称で、硬く重量があり耐久性や防腐性に優れています。

    ウッドデッキは室外に設置するため、耐久性に優れたハードデッキを使用するのが一般的です。

    ソフトウッド ハードウッド
    【メリット】
    ・比較的安価
    ・加工しやすい
    ・木目が美しい【デメリット】
    ・定期的な防腐処理が必要
    ・経年劣化が起こりやすい
    ・シロアリ被害にあう可能性がある
    【メリット】
    ・耐久性・防腐性に優れている
    ・メンテナンス回数が少ない【デメリット】
    ・硬く加工しにくい
    ・比較的に高価

    ウッドデッキに使用されるハードウッドには、さまざまな種類があり特徴が異なります。

    ハードウッドの種類 特徴
    ウリン ・別名アイアンウッド(鉄の木)
    ・高い耐久性・耐水性を誇る
    ・割れ・反り・曲がりなどの狂いが少ない
    ・虫害に強い
    ・赤褐色が魅力
    セランガンバツ ・耐久性や強度に優れている
    ・コストパフォーマンスが良い
    ・害虫に強い
    ・淡黄褐色で明るめの色合い
    ウエスタンレッドシダー ・湿気や日射しに強い
    ・加工しやすい
    ・断熱性が高い
    ・音響特性に優れている
    オーストラリアサイプレス ・耐久性が高い
    ・シロアリや腐朽に強い
    ・加工しやすい
    ・コストパフォーマンスが良

    ウッドデッキを設置する住居環境や使用目的によって、最適な木材を選択しましょう。

  • ウッドデッキの費用相場

    「初期費用を抑えたい」「メンテナンス頻度を減らしたい」など、ウッドデッキの費用に悩みの方も多いのではないでしょうか。

    ウッドデッキは使用する木材の種類や、設置する大きさによって費用が異なります。

    ここではウッドデッキの費用相場を紹介するため、木材ごとの相場や張替え・撤去の費用を把握しておきましょう。

    天然木の場合

    天然木のウッドデッキの費用は、1平米あたり3~7万円ほどです。

    • ソフトウッド:3~6万円
    • ハードウッド:5~7万円

    ソフトウッドは10㎡(約3坪)の広さで40万円ほど、ハードウッドでは60万円ほどと費用に大きな差があります。

    ウッドデッキを設置する際は、木材の価格に施工費用や諸経費がプラスされます。

    また、ハードウッドは加工しにくいため、施工費用がソフトウッドよりもかかる場合もあるため注意が必要です。

    初期費用を抑えるために比較的安価なソフトウッドを使用すると、メンテナンスに費用がかかるため、ランニングコストも踏まえて検討しましょう。

    人工木の場合

    ウッドデッキを人工木で設置する場合、1平米あたり3~7万円ほどです。

    天然木同様に人工木にもグレードがあり、耐久性の高さや機能性・質感の良さによって価格が左右されます。

    特に、耐熱加工や昇温抑制効果を施してあるものは価格が高くなっており、高耐久性の天然木と同等の価格となっています。

    しかし、夏場にデッキ表面が熱く使用しづらいというデメリットをカバーしてくれるため、夏場にウッドデッキでプールやバーベキューを楽しみたい方におすすめです。

    人工木のウッドデッキは定期的な防腐処理やシロアリ対策が不要で、ランニングコストが低くなっています。

    日々のメンテナンスに手間や時間・費用をかけたくない方は、人工木のウッドデッキを検討してみましょう。

    オプションを追加する場合

    ウッドデッキを設置する際は、より快適に使用するためにオプションを付けたい方も多いでしょう。

    特に、夏場の日差しによるデッキの温度上昇を避けるために、屋根やオーニングなどのオプションが人気です。

    ステップはウッドデッキと地面にかける階段を指し、デッキに高さがある場合や小さな子供がいる家庭では設置したほうが安全に使用できます。

    オプション内容 費用
    屋根 15万円
    オーニング 20万円
    ステップ 2万〜5万円
    フェンス(1mあたり) 1.5~4万円
    床下囲い(1間約1.8m) 1段:1.5~2万円
    2段:2~2.5万円

    床下囲いはウッドデッキの床下(側面)を覆う板を指し、高級感や重厚感を演出することができます。

    また、デッキ下への小動物やゴミ・落ち葉などの侵入も防ぐ役割もあり、収納スペースとしても活用可能です。

    使用目的に合わせて必要なオプションを付け、より快適になるようウッドデッキをアレンジしてみましょう。

    ウッドデッキをリフォームする場合の費用

    以前設置したウッドデッキを、リフォームしたいという方も多いのではないでしょうか。

    ウッドデッキの寿命は天然木の場合5年~15年、人工木の場合は20年~25年ほどです。

    特に、天然木で設置したウッドデッキは、年数が経過するにつれ美観が損なわれ、床板の汚れや劣化が発生します。

    ウッドデッキを歩いた際に揺れや軋み・へこみを感じた場合は、早急にリフォームをおこないましょう。

    ウッドデッキのリフォーム方法は、主に以下の3パターンがあります。

    • 防腐剤の塗布
    • 張替え
    • 撤去

    天然木を使用したウッドデッキの場合、定期的な防腐剤の塗布が必要となり1平米あたり1〜3万円ほどかかります。

    ウッドデッキの床材の張替え目安は、一般的には10年ほどです。

    張替え修理にかかる費用は、7万円~10万円ほどで、デッキの広さや使用する木材によって大きく異なります。

    しかし、床材だけでなく基礎部分や柱が劣化している場合は、一度撤去してから再施工しなければなりません。

    既存のウッドデッキを撤去する場合は3万円~30万円ほどかかり、人件費や処分費用などが含まれます。

    2階に設置されているウッドデッキを撤去する場合は、高所作業となるため別途費用がかかる可能性があるため注意が必要です。

    撤去費用を抑えたい場合は自分で解体し、不用品回収業者やごみ処理センターなどに持ち込みましょう。

  • ウッドデッキを設置する際の注意点

    ウッドデッキを設置する際はいくつか注意点があり、知らずに設置してしまうと後悔につながる可能性があります。

    特に、天然木と人工木では耐久年数やメンテナンスの有無も異なるため、しっかりと木材の特徴を把握しておかなければなりません。

    ウッドデッキを設置する際の注意点を知り、快適なデッキを設置しましょう。

    人工木か天然木か

    ウッドデッキを設置する際に、天然木か人工木かで悩む方も少なくありません。

    天然木は自然な風合いや手触りが魅力ですが、経年と共に劣化症状が発生します。

    さらに、反りや色褪せ・シロアリなどの虫害も起こりやすく、防腐剤の塗布は年一回行う必要があります。

    ソフトウッドは防腐剤を塗布しても耐久年数が3~5年ほどと短いため、天然木を使用する場合はハードウッドを使用しましょう。

    一方、人工木は樹脂と木粉からできているため天然木に比べ質感や風合いは劣りますが、耐久性が高く経年劣化に強い特徴があります。

    メンテナンスの手間や費用を省きたい方は、ランニングコストがよい人工木を選択しましょう。

    視線対策

    ウッドデッキでくつろいでいても「近隣からの視線が気になる」という方も多くいます。

    特に、人通りの多い道路に面していたり、隣家との距離が近かったりする場合は、気になってしまうでしょう。

    ウッドデッキ使用中に周囲からの視線が気になる場合は、生垣やフェンスの設置などの対策方法があります。

    ウッドデッキに設置するフェンスは、費用を抑えながら周囲の視線をさえぎれるためおすすめです。

    目的に合わせたサイズ

    ウッドデッキにはさまざまな使用目的があり、活用方法や使用人数を考慮して設置することが重要です。

    • 洗濯スペース
    • 子供の遊び場
    • 第二のリビング
    • バーベキュー

    使用目的に対して必要な面積を満たしていないと、狭くて使い勝手が悪く、うまく活用しきれなくなります。

    反対に、広すぎるウッドデッキはスペースを圧迫してしまい、庭が狭くなったり圧迫感が出てしまいます。

    ウッドデッキは使用目的や家族構成などを考慮して、最適な大きさのものを設置しましょう。

    工事は専門業者に依頼

    ウッドデッキを設置する場合は、住宅メーカーではなく外構専門業者やリフォーム業者に直接依頼するのがおすすめです。

    住宅を建てた際に、外構やエクステリア関連を住宅メーカーに一緒に依頼する方も少なくありません。

    しかし、住宅メーカーは専門業者ではないため、外注費やマージンが発生してしまいます。

    外構専門業者やリフォーム業者では、材料の仕入れや施工まで一括しておこなうためコストを削減できます。

    業者によっては費用に差があるため、複数の業者から相見積もりを取り、費用を比較して決めましょう。

  • まとめ

    ウッドデッキは第二のリビングとしても活用でき、人気のエクステリアです。

    費用は採用する木材やデッキの大きさによって大きく異なるため、使用目的や家族構成に合わせて最適な大きさで設置しましょう。

    天然木は自然の質感が魅力的ですが、耐久年数が低く定期的なメンテナンスが必要となりランニングコストがかかります。

    人工木は耐久性が高くメンテナンスが不要ですが、夏場は熱くなり使用できない場合もあるため、耐熱加工や昇温抑制効果のある製品がおすすめです。

    ウッドデッキを設置する際は、外注費用やマージンがかからないリフォーム業者へ依頼し、初期費用を削減しながら、理想のウッドデッキを設置しましょう。

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