-
バスルームは一日の最後に、ホッと一息つける癒しの空間です。
そのため「バスルームにもこだわりたい」という方も多いのではないでしょうか。
パナソニックのオフローラは壁や床色、照明や換気扇など自由に組み合わせられる、カスタマイズ性に優れた人気のバスルームです。
しかし、導入した方の中には「オフローラで後悔した」という声もあります。
この記事では、オフローラを導入して後悔するポイントやデメリットを解説します。
後悔しないための対策も紹介するため、オフローラの導入を検討中の方は参考にしてみてください。
広島県福山市・岡山県笠岡市・井原市・浅口市でリフォームするなら、イマガワリフォームにお任せください。
リフォーム専門の一級建築事務所として、累計11000件を超える施工実績があります。
お客様のニーズに合わせて、最適なリフォームをご提案いたします。
-
オフローラで後悔するポイントとは?
引用元:オフローラカタログ
オフローラはカスタマイズ性に優れ、好みのバスルームを演出できる人気シリーズです。
しかし、カスタマイズ時の選択によって、導入後に後悔する可能性があります。
ここでは、オフローラを導入して「後悔した」というポイントを紹介します。
汚れやすい
パナソニックのオフローラは「水垢が目立つ」「汚れやすくて後悔した」という方が多くいます。
オフローラは「スゴピカ」という汚れにくい素材を使用しており、お手入れが楽といわれています。
しかし、スゴピカ素材はカウンターや浴槽・水栓に使用されており、壁面には採用されていません。
スゴピカ素材ではない部分は水垢や汚れが付きやすく、一般的なバスルーム同様に掃除の手間がかかります。
特に、浴槽や壁面にダーク系のカラーを選択すると、水垢が目立ちやすいため注意が必要です。
浴槽や壁面にダーク系のカラーを採用すると、スタイリッシュで高級感のあるバスルームに演出できます。
しかし、水が乾いた後に白くなった水垢が目立ちやすくなるため、掃除の頻度を減らしたい方はホワイト系のカラーを選択しましょう。
断熱材がオプション
オフローラは断熱材がオプションのため「冬場は寒い」「床が冷たくてストレス」と後悔する方もいます。
パナソニックのシステムバス「ビバス」では洗い場に電気式床暖房を標準装備しているのに対し、オフローラでは床・壁・天井の断熱材が全てオプションです。
床への断熱材を入れる際はサイズや気密パッキンの有無によって異なりますが、2万円~5万程度かかります。
さらに、高断熱仕様にすると6~8万円ほどかかります。
気密パッキン付 気密パッキンなし 通常仕様 40,700円~53,350円 20,350円~33,000円 高断熱仕様 73,700円~87,450円 60,500円~74,250円 床暖房を導入する場合は浴槽バンの有無によって異なるため注意が必要です。
気密パッキンなしの場合は費用は掛かりませんが、高断熱仕様の気密パッキン付きの場合はは2~4万円ほどかかります。
断熱材は床だけでなく、壁や天井にも付けられますがバスルームのサイズによって料金が異なります。
壁のみ断熱材を入れる場合は3万円ほどですが、壁と天井の両方に入れる場合は7万円ほどかかります。
サイズ 壁のみ 壁・天井 1621/1818/1618 30,800円 73,700円 1616/1316/1216 27,500円 70,400円 床と壁・天井と、バスルーム全体に断熱材を入れる場合、16万円ほどかかる可能性があります。
北海道では寒さが厳しいため「北海道専用」としてさらに費用が掛かるため注意が必要です。
パナソニックのオフローラは断熱材がオプションのため、バスルームが寒い・床が冷たいと後悔する方が多くいます。
対策としては断熱材をオプションで入れる方法がありますが、費用が掛かるため予算と相談して決めましょう。
エプロンが外れる
パナソニックのオフローラは浴槽横のエプロンが外れるため「汚れがたまりやすい」「掃除が面倒」と後悔する方もいます。
エプロンとは?バスルームのエプロンとは浴槽の横についているカバーのようなもの。浴槽全体を綺麗に見せたり、浴槽のお湯を冷めにくくしたりする効果があります。
エプロンにはメーカーやシリーズによって、外れるタイプと外れないタイプがあります。
パナソニックのシステムバス「Lクラス」ではエプロンが外れませんが、オフローラは外れる仕様です。
エプロン内は通気性が悪くカビや生えやすい環境のため、定期的にお手入れしなければなりません。
掃除は年2回ほどの頻度がベストといわれており、湿気の多い6月や台風の多い10月が最適です。
オフローラは浴槽エプロンが取り外せるため、お手入れが面倒に感じる方はエプロンが取り外せないLクラスを検討してみましょう。
入浴剤
パナソニックのオフローラは使用できない入浴剤が多く、後悔する方もいます。
入浴する際に入浴剤を使用して、リラックスする方も多いのではないでしょうか。
オフローラは浴槽の傷や変色を避けるため、以下の入浴剤の使用を避けるように明記されています。
浴槽やその周囲を傷めたり、変色したりするおそれがある 給湯器や配管を傷める原因になる - 酸性または、アルカリ性
- イオウ成分、塩分、オイル成分が入ったもの
- 備長炭
- 液体入浴剤
- 温泉水または、温泉水を濃縮し粉末状にしたもの
- 色の濃いもの
- バスバブル、石けん(浴槽内など)
- 白濁系
- 生薬(粉末成分、固形成分が浴水中に混じるもの)
- ミルク成分配合、とろみ系のもの
オプションのオイルヴェール酸素美泡湯を導入している場合でも、専用の美泡湯オイル以外は使用できません。
その他にもバブル系やミルク系の入浴剤の使用を避けるよう明記されているため、使用できる入浴剤が限られます。
さらに、入浴剤の使用後は速やかにお湯を流し、水洗いしなければなりません。
定期的な配管や給湯器のお手入れも必要になるため、入浴剤使用したい方は注意しましょう。
-
オフローラの良かったポイント
引用元:オフローラカタログ
オフローラは断熱材がオプションだったり、入浴剤の使用が制限されたり、デメリットもありますが、メリットも多く人気のシステムバスです。
ここからは、オフローラを導入した良かったメリットを紹介します。
スゴピカ素材
引用元:パナソニック
オフローラは浴槽・水栓・カウンターなどに、スゴピカ素材が使用されており、お手入れが楽にできます。
スゴピカ素材はパナソニックが独自に開発した有機ガラス系の素材で、以下の特徴があります。
- 耐久性が高く、傷・ヒビ・割れが起きにくい
- 撥水性が高く汚れが付きにくい
- 水アカ・石鹸カスなどの汚れに強く、水拭きで汚れが落ちる
オフローラでは水垢の残りやすい部分にスゴピカ素材が採用されているため、お手入れが楽になり導入してよかったという声も多くあります。
カビシャット暖房換気乾燥機
引用元:オフローラカタログ
オフローラではオプションでカビシャット暖房換気乾燥機を選択でき、効率よく換気・乾燥できます。
カビシャット暖房換気乾燥機はルーバーで空気を送ることで循環気流を生み出し、バスルーム内の空気を入れ替えます。
ナノイー搭載のカビシャット暖房換気乾燥機では、空気中のカビの発生を抑制可能です。
ナノイーとは?ナノイーXは水に高い電圧をかけ、作り出した清潔イオンです。
目に見えない空気中のカビ・菌・ウイルス・ニオイなどの有害物質を抑制します。
特に、梅雨に浴室で衣類を乾燥させる方には、ナノイー搭載の暖房換気乾燥機にして洗濯物の生乾きのにおいが軽減されたといわれています。
酸素美泡湯
引用元:オフローラカタログ
オフローラでは酸素美泡湯とオイルヴェール酸素美泡湯をオプションで付けられます。
酸素美泡湯は酸素を含んだマイクロバブルの泡によって、肌の潤いが長続きします。
マイクロバブルとは?マイクロバブルとは直径1~100μm未満の微細な気泡のことを指します。
引用元:オフローラカタログ
酸素美泡湯の泡は、直径わずか約18μm(マイクロメートル)と小さくなっており、以下の効果が期待できます。
保湿
酸素美泡湯のモイスチャー効果で、お肌の潤いが長続きする
温浴
入浴剤を使わなくても身体を温め、湯冷めしにくい
洗浄力
マイクロバブルに力で汚れを落とす
オフローラは酸素美泡湯をオプションで付けられるため、ぜひ検討してみてください。
フラットラインLED照明
引用元:オフローラカタログ
オフローラではフラットラインLED照明もオプションで選ぶことが可能です。
パナソニックの導光棒技術により線状の均一な光をバスルームに取り入れられます。
標準仕様のサークルLED照明に比べてバスルーム全体がすっきりとして、高級感あふれる空間になります。
引用元:オフローラカタログ
フラットラインLED照明は2種類あります。
- 白色
- 調色(白色・電球色)
朝や昼間は白色のライトを使って、のんびりと入浴できます。
夜にリラックスしながら長湯を楽しむ場合は、電球色がおすすめです。
調色タイプは気分に合わせて切り替えられるため、付けてよかったと評判も高いオプション機能です。
その他にも、オフローラには高い機能性や、選べるオプションが豊富にあります。
オフローラの詳しい特徴については、下記の記事を参考にしてみてください。
-
オフローラのサイズと価格の目安
引用元:オフローラカタログ
オフローラにはバスルームの大きさに合わせて4つのサイズ展開をしています。
- 1.5坪サイズ
- 1.25坪サイズ
- 1坪サイズ
- 0.75坪サイズ
バスルームの広さごとの対応サイズと価格は以下の通りです。
バスルームの広さ サイズ 価格 1.25坪以上 1621 1,674,750円 1坪 1616
1618
18181,362,350円
1,581,800円
1,766,600円0.75坪相当 1216
13161,253,450円
1,306,800円オフローラは125万円から導入可能です。
パナソニックのシステムバス「Lクラス」は、導入費用が187万円~280万円かかるため、オフローラはコストの低いシステムバスといえます。
-
まとめ
引用元:オフローラカタログ
パナソニックのオフローラはオプションが豊富にあり、好みのバスルームを演出できます。
オフローラを導入して後悔したという方もいますが、壁面や浴槽をホワイト系のカラーから選択すると水アカの目立ちが抑えられます。
バスルームの寒さや床の冷たさについては、オプションの断熱材の導入を検討してみましょう。
オフローラは「後悔した」との声もありますが、高い機能性とデザイン性を兼ね備えた人気のシステムバスです。
導入価格も低いためコストを抑えながら、こだわりのバスルームを叶えたい方はぜひ、導入を検討してみてください。