「空き家をどうにかしたい」「親から譲り受けた家をリノベーションして住みたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

福山市では新婚・子育て世帯を対象に、2024年5月13日から空家のリノベーションに対して補助金制度を設けています。

この記事では、福山市の空家リノベーション事業補助の対象者や、手続き方法などをどこよりも詳しく解説します。

空家リノベーション事業補助は予算枠に到達次第、受付を終了してしまうため早めに申請しましょう。

福山市で空き家のリノベーションを検討中の方は、ぜひ申請をおこなって補助金を利用してみてください。

福山市では2024年5月13日から、空家のリノベーションに対して補助金制度を設けています。

リノベーションには費用がかかるため「リノベーションしたいけれど費用が足りない」と断念している方も多いでしょう。

特に、空き家の場合は手入れが行き届いていない場合が多く、老朽化が進んでいるためリノベーション費用も高額になりがちです。

福山市では新婚世帯・子育て世帯・移住者・定住者が市内の空き家を取得または賃借をして、居住するために空き家を改修する費用の一部を助成してくれます。

対象となる者はいくつか条件がありますが、申請が通れば空き家のリノベーション費用を補助してもらえるためリノベーションを検討中の方は利用してみてください。

近年、高齢化社会が進む中で団塊世代から次世代に相続が進み、空き家が急速に増加しています。

空き家になるとさまざまな問題が出てくるため、リノベーションして利活用する方も増えています。

ここでは、空き家をリノベーションする理由をご紹介します。

倒壊や犯罪のリスク軽減

長く放置された空き家は、倒壊や犯罪に巻き込まれるリスクが高まるため注意が必要です。

空き家になった家は人の手入れが行き届かなくなり、老朽化が進み倒壊の危険性が高まります。

雨漏りや窓が割れることで雨水が内部に浸入すると、建物の老朽化は一気に進んでしまいます。

内部が腐食・老朽化すると建物の耐久性が低下し、倒壊のリスクが高まるため非常に危険です。

さらに、放置された空き家は不審者が居着いたり、ごみの不法投棄・放火のターゲットになる可能性も高くなります。

空き家のリノベーションは倒壊や犯罪に巻き込まれるリスクを軽減するのに有効なため、空き家を放置している場合は検討してみましょう。

固定資産税が増える可能性

お持ちの空き家が「特定空き家」に指定されると、固定資産税が増加する可能性があります。

住宅が建てられている土地は「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税が1/6に軽減されます。

空き家を解体せずにいたほうが固定資産税が安くなるため、そのまま放置している方も多いでしょう。

しかし、2014年に成立した「空き家対策特別措置法」では、適切に管理されていない空き家を行政が「特定空き家」に認定できるようになりました。

「特定空き家」に認定されると「住宅用地の特例」が適用されなくなり、固定資産税が今までの6倍に上がってしまいます。

空き家を放置していると固定資産税が増加する可能性があるため、早めにリノベーションしておきましょう。

新築するより費用が安い

空き家を解体して新築を建てるよりも、リノベーションした方が費用が安く済む可能性があります。

親から譲り受けた家を解体して新たに家を建てる場合、解体費用と新築費用がかかります。

解体費用だけでなく家財道具などの不用品の処分にも、ある程度費用が掛かるでしょう。

一方、空き家をリノベーションする場合は建物の骨組みを活用できるため、新築・建て替えよりも費用が抑えられます。

家財道具もまだ利用できるものを使いまわせば処分費用や、新たに購入する費用を削減できます。

さらに、空き家をリノベーションすることで資産価値が上がり、将来売却する際にも希望の価格が付きやすくなります。

空き家のリノベーションは新築や建て替えよりも費用を抑えられ、資産価値も上がるためおすすめです。

福山市の空家リノベーション事業補助の対象となる空き家は、以下のように定められています。

参照元：福山市空家リノベーション事業補助金リーフレット

耐震性能に関しては、改修工事に合わせて耐震性を確保すれば問題ありません。

リノベーション後の商業用や、賃貸用としての利用は対象外となっています。

福山市の空家リノベーション事業補助金を申請するには、以下の要件をすべて満たさなければなりません。

参照元：福山市空家リノベーション事業補助金リーフレット

福山市空家リノベーション事業補助金を活用したい場合は、自分が対象者に区分されているか確認しておきましょう。

福山市の空家リノベーション事業の補助金額は、空き家の改修工事に要する費用の1/2以内となっています。

対象者によっても助成金額は異なるため、注意しましょう。

さらに、親世帯と同居または近居する場合は、10万円が加算されす。

近居する場合は親世帯の家屋から、直線距離2km以内に居住する必要があります。

福山市空家リノベーション事業補助で対象となる改修工事は以下となっています。

改修工事は本市内に本店、支店、営業所、事務所その他これらに類する施設を有している者（個人の事業者を含む。）により行われなければなりません。

イマガワリフォームは、福山市内に支店をおく対象業者となっています。

参照元：福山市空家リノベーション事業補助金リーフレット

福山市の空家リノベーション事業補助の申し込みを検討中の方は、まずは福山市建設局建築部住宅課にお問い合わせください。

申請期間は2024年5月13日より受付開始し、先着順で予算枠に到達次第、受付を終了します。

補助金の申請を検討中の方は早めに申請しましょう。

参照元：福山市空家リノベーション事業補助金リーフレット

福山市空家リノベーション事業補助金の申請を行うには、上記の書類が必要です。

申請者によって必要な書類が異なるため、しっかり確認しておきましょう。