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無垢材は木本来の温かみや質感を感じられ、時間の経過とともに表情の変化も楽しめます。
近年では無垢フローリングの人気の高まりとともに、キッチンにも無垢材を使用したいと考えている方も増加しています。
無垢材を使用したキッチンで絶大な人気を誇るのが、WOODONE(ウッドワン)のキッチンです。
しかし、無垢材は取り扱いが難しく「後悔した」との声も耳にします。
この記事では、ウッドワンのキッチンの良かった点や後悔するポイントを解説します。
ウッドワンのキッチンを導入後に後悔しないよう、対策も紹介するため参考にしてみてください。
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WOODONE(ウッドワン)のキッチンとは?
引用元:WOODONE
ウッドワンは無垢No.1の木質総合建材メーカーであり、キッチンだけでなく床材や階段・室内ドア・洗面台などの材木も提供しています。
ニュージーランドの森林で約30年かけて苗から丁寧に無垢材を育てており、均一な木目が美しい上質な無垢材に仕上がります。
ウッドワンのキッチンは上質な無垢材を使用し、木の温かみが感じられる人気の商品です。
フローリングや扉などにもウッドワンの無垢材を使用し、住宅全体で統一している方も多くいます。
ドラマの撮影にも度々使用されており「このキッチンどこのだろう?」と検索し、ウッドワンにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
ウッドワンのキッチンは無垢材の魅力を最大限生かし、シンプルながら洗練されたデザインで使う人の心を満たします。
無垢材は時間の経過とともに経年美化されていき、時間をかけながら新たな表情を見せ続けてくれます。
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ウッドワンのキッチンラインナップ
引用元:WOODONE
ウッドワンのキッチンには4つのシリーズがあります。
- su:iji(スイージー)
- ちっちゃいsu:iji(スイージー)
- cono:mamma
- FRAME KITCHEN(フレームキッチン)
シンクやコンロ・作業台・収納などを一体化したシステムキッチンや規格型キッチン、フレームキッチンなど、洗練されたデザインのキッチンを取り揃えています。
それぞれデザインや機能性が異なり、ライフスタイルや家族構成・好みによって選択可能です。
ここではウッドワンの無垢の木のキッチンを、シリーズごとに紹介します。
ウッドワンのキッチンを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
su:iji(スイージー)
引用元:WOODONE
ウッドワンの無垢の木のキッチン「スイージー」は、シンクやコンロ・作業台・収納などを一体化したシステムキッチンです。
スイージーは以下の6つのスタイルから、お好みのキッチンを演出できます。
- まろやかなスタイル WINE
- なごやかなスタイル LEMONADE
- さっぱりしたスタイル GREEN TEA
- わくわくするスタイル GINGER ALE
- しっとりしたスタイル HERBAL TEA
- ほのぼのとしたスタイル CAFE LATTE
スイージーでは無垢材や取手・ワークトップ・シンクなどが自由に選択できるため、キッチンを自分好みにトータルコーディネートしたい方におすすめです。
ちっちゃいsu:iji(スイージー)
引用元:WOODONE
ちっちゃいスイージーは間口がスイージーよりも小さく、マンションや手狭な住宅のキッチンにおすすめです。
スイージーの間口が2,500~2,700㎜に対し、ちっちゃいスイージーは1,500~2,100㎜と一回り程小さくなっています。
ちっちゃいスイージーには5つのスタイルがあり、特徴が異なります。
- 団地リノベーション
- 単身向け賃貸マンション
- ファミリー向け賃貸マンション
- マンションリノベーション
- 戸建てリノベーション
自炊をあまりしない方向けの単身向け賃貸マンションのプランでは、コンロを付けず自由な使い方のできる広々としたワークトップを採用しています。
その他のプランでは収納キャビネットやコンロの口数が異なるなど、ライフスタイルや家族構成によって選択可能です。
マンションやアパート・手狭な住宅などにも、無垢材のキッチンを導入したい方はちっちゃいスイージーを検討してみましょう。
cono:mamma
引用元:WOODONE
cono:mammaは8つのレイアウトプランアイテムを、パッケージングした規格型キッチです。
引用元:WOODONE
I型・P型・L型キッチンなど、レイアウトも豊富に用意されています。
価格帯はPoolA・PoolB2のラインあり、3つのグレードがあります。
PoolA PoolB グレード1 1,470,000円 1,670,000円 グレード2 1,620,000円 1,820,000円 グレード3 1,920,000円 2,120,000円 I型・P型・L型キッチンなど、レイアウトも豊富に用意されています。
cono:mammaではグレードによって、キッチン扉の形状を選択可能です。
特に、光の角度や視点によって無垢の表情が変化するフーモンと呼ばれるデザインは、高い人気があります。
引用元:WOODONE
その他にもシンク下ゾーンや食洗器キャビネットの変更など、オプションも豊富に取り扱っています。
cono:mammaでは希望のレイアウトや価格帯から自由に選択できるため、お好みのキッチンを演出してみましょう。
FRAME KITCHEN(フレームキッチン)
引用元:WOODONE
フレームキッチンは黒の鉄フレームと無垢材を組み合わせた、カスタマイズ性の高いキッチンです。
無垢の棚板を使用しており、キャビネットのように扉がないため開放的でスタイリッシュなキッチンを演出できます。
フレームキッチンには、I型・Ⅱ型・P型の3つの独立ユニットがあります。
独立ユニットは2種類の連結ユニットとつなげて、自由にレイアウトを変更可能です。
- 両側連結ユニット
- 片側連結ユニット
引用元:WOODONE
さらに収納スペースが欲しい場合はユカオキやカベツケ・テンツリなどの「無垢の木の収納」と合わせることで統一感が出ます。
引用元:WOODONE
壁面収納のカベツケは下地に合わせて固定位置を調整可能です。
テンツリは天井吊り下げタイプの棚板収納で、アイランドキッチンとの相性がよく、キッチンとダイニングとの空間の仕切りにもなります。
開放感のあるキッチンや見せる収納にこだわりたい方はウッドワンのフレームキッチンがおすすめです。
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ウッドワンキッチンの良かったポイント
ウッドワンのキッチンは上質な無垢材を使用しており、見た目もオシャレと人気です。
ここでは、ウッドワンのキッチンを導入して良かったといわれるポイントを紹介します。
デザインの良さ
ウッドワンの最大の魅力は、なんといってもデザインの良さではないでしょうか。
中には「無垢材はお手入れが大変だから候補になかった」という方も、ショールームでウッドワンのキッチンに一目ぼれして導入したという方もいます。
無垢を十分に感じられるスイージーと、スチール×無垢のスタイリッシュさを楽しめるフレームキッチン。
既製品のキッチンと異なり扉や取手などのデザインも自由に選択できるため、より自分好みのキッチンに近づけられます。
フローリングやドアに無垢材を使用している場合は、同じ素材の無垢を使用すると、より統一感も生まれます。
使い勝手がいい
ウッドワンのキッチンは使い勝手が良く、導入して満足しているという方も多くいます。
スイージーではキッチンの広さやお好みに合わせて、豊富なカップボードとの組み合わせが可能です。
引き出しも多いため使うものごとに収納場所を決め、整理整頓がしやすくなっています。
フレームキッチンでは扉がなく、どこに何があるのかすぐに把握できるため、家族全員が使いやすくなっています。
扉や仕切りがないため好きな場所に収納でき、家族構成やライフスタイルに合わせて収納場所も変更可能です。
水や汚れに強い
ウッドワンの無垢材は水や汚れに強く、キッチンにも安心して導入できます。
一般的な無垢材と異なり、ウッドワンの無垢材はウレタン塗装が4層も施してあり、水や汚れをはじきます。
引用元:WOODONE
調味料や油などをこぼしてもサッとふき取れ、シミになりません。
ウッドワンのキッチンを導入した方の口コミでも「汚れが無垢に染み込んだ」という口コミはなく、強い耐水・耐汚性を伺えます。
「無垢をキッチンに導入してみたいけれど汚れが心配」という方は、耐水・耐汚性に優れたウッドワンのキッチンを検討してみてください。
カスタマイズしやすい
ウッドワンのキッチンはカスタマイズ性に優れており、オンリーワンなキッチンを目指せます。
フレームキッチンでは連結ユニットを使用して、レイアウトを自由に変更できます。
収納キャビネットもないためキッチン用品の配置や、収納かごなどもお好みのものを使用可能です。
スイージーやcono:mammaでは、収納キャビネットの扉や取手など、豊富な種類の中から選択できます。
特に、取手はアイアン製のものから陶器・真鍮性のものまで幅広く取り揃えています。
ウッドワンではパーツショップがあり、取手をあとから変更することも可能です。
購入時とは異なるパーツを組み合わせ、後からデザインを変更できるのはウッドワンの魅力といえます。
ウッドワンのキッチンはレイアウトやパーツなどカスタマイズできる部分が多く、キッチンにこだわりたい方におすすめです。
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ウッドワンキッチンの後悔ポイント
ウッドワンのキッチンは無垢材にもかかわらず水や汚れに強く、カスタマイズ性も高いため人気のキッチンです。
しかし、ウッドワンのキッチンを導入した方の中には「後悔した」と言う方もおり、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ウッドワンのキッチンを購入してから後悔するポイントを解説します。
後悔するポイントごとに対策も紹介するため、参考にしてみてください。
価格が高い
ウッドワンのキッチンは価格帯が高く、費用が予算よりもかかってしまい後悔したという方もいます。
一般的なシステムキッチンの費用相場は以下のようになっています。
- スタンダードグレード・・・50~90万円
- ミドルグレード・・・70~100万円
- ハイグレード・・・120~180万円
ウッドワンのキッチンは高品質な無垢材を使用していることもあり、他メーカーの製品よりも価格が高い傾向にあります。
無垢材を多く使用しているスイージーは、間口の広さや食洗器の有無によっても異なりますが高いプランでは260万円程かかります。
食洗器を付けない間口の狭いタイプでは、40万円ほどで導入することも可能です。
一方、無垢材の使用が少ないフレームキッチンでは、食洗器なしの一番安価なプランでも60万円を超えています。
キッチン本体だけでなく、カップボードや「無垢の木の収納」を合わせると、高額になってしまいます。
ウッドワンのキッチンではカスタマイズ性が高く、理想のキッチンを作れますが費用が掛かり過ぎて後悔したという方もいるため、予算を確認して慎重に検討しましょう。
手入れが大変
ウッドワンのキッチンは一般的なキッチンに比べ「手入れが大変で後悔した」という方もいます。
他メーカーのキッチンでは、水はねや汚れを少々放置しても問題ありません。
しかし、ウッドワンのキッチンは無垢材を使用しているため、水や汚れが付着した場合すぐにふき取らなければなりません。
ウッドワンのキッチン無垢材にはウレタン塗装が施してありますが、長時間水や汚れを放置すると吸水による変色や塗膜剥がれの原因になります。
ワークトップのタイルカウンター下地では、表面が凸凹しているため掃除がしにくいとの指摘もありました。
凹凸があると汚れがたまりやすく、目地の部分はブラシなどで掃除しなければならないため、通常のお手入れにプラスして手間がかかってしまいます。
ウッドワンのキッチンでは「こまめな手入れが面倒で後悔した」との口コミもあるため、導入前にしっかりと検討してみましょう。
傷がつきやすい
ウッドワンのキッチンは無垢材を使用しているため、使用中に傷や打痕が付いてしまい後悔したという方もいます。
特に、ニュージーパインは無垢材の中でも比較的柔らかく、傷や打痕が付きやすいため注意が必要です。
無垢材はウレタン塗装が施してあり、固いものや尖ったものを落としたり、ぶつけたりすると塗膜にひびが入ってしまいます。
塗膜のひび部分から水や汚れが浸入すると、変色や膨張の原因となります。
万が一、塗膜にひびが入った場合は防水性の強いウレタン塗料で補修しましょう。
生活感が出やすい
ウッドワンのフレームキッチンではキャビネットが無いため、キッチン用品が見えてしまい生活感が出て後悔したという方もいます。
特に、急な来客があった場合は片付ける時間もなく、生活感を隠せられません。
こまめに片付けができる方や「見せる収納」を行う場合は問題ありませんが、片付けが苦手な方には不向きなデザインです。
キャビネットが無いため収納かごを活用し、生活感の出やすいキッチン用品は隠しておきましょう。
経年変化がある
無垢材は時の経過とともに、置かれた環境や使い方によって表情を変え、深い味わいが出てきます。
「木の色が変色してきた」「木目が目立つようになってきた」と、無垢が劣化したと勘違いする方もいますが、これは「経年美化」と呼ばれる無垢材の魅力の一つです。
経年美化による色の変化パイン材:飴色に
オーク材:黄色が増す
ウォルナット:黒色から濃い茶色へ
メープル:飴色に無垢材を取り入れる際は、経年美化があることを理解し、表情の変化を楽しみましょう。
しかし、直射日光の当たる場所では日焼けしてしまうため、カーテンを活用したり、直射に鋼の当たらない場所に設置したり対策を立てましょう。
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まとめ
ウッドワンの無垢の木のキッチンは耐水・耐久性に優れており、キッチンに無垢材を導入したい方におすすめです。
しかし、「手入れが面倒」「無垢が色あせてきた」など、導入後に後悔する方もいます。
天板やキャビネットの無垢材にはウレタン塗装が施しておりますが、こまめなお手入れは必要です。
キッチンの色あせについては、無垢材には「経年美化」があることを理解し、色味の変化も楽しみましょう。
ウッドワンのキッチンは上質な無垢を使用しており、適切なお手入れで長く使い続けられます。
キッチンでも無垢の質感や温かみを感じたいという方は、ぜひウッドワンの無垢の木のキッチンを検討してみてください。