ピュアレストEXはピュアレストシリーズの最上位モデルで、高い機能性とデザイン性を兼ね備えています。

しかし、インターネット上では「ピュアレストEXを買って後悔した」という口コミもあり、購入を迷っている方もいるでしょう。

この記事では、ピュアレストEXのメリットや、買って後悔につながるようなデメリットを詳しく解説します。

さらに、ピュアレストEXで後悔しないためのポイントも紹介するため、参考にしてみてください。

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ピュアレストシリーズは2003年から販売されている、TOTOの組み合わせ便座です。

現在、ピュアレストシリーズには、以下の3種類があります。

ピュアレストEXはシリーズの中で最上位モデルとなっており、高い機能性を兼ね備えています。

ここでは、ピュアレストEXを買ってよかったと感じるメリットを紹介するため、購入を検討中の方は参考にしてみてください。

お手入れがラクラク

^{引用元：TOTO}

ピュアレストEXはお手入れしやすい形状をしており、以下の機能も付いているため掃除がラクに行える点がメリットです。

• フチなし形状
• セフィオンテクト

ピュアレストEXはタンクが丸みを帯びており、便器側面の凹凸をカバーで覆っているため掃除がしやすい形状になっています。

TOTOウォシュレットの「アプリコット」との相性が良く、便座と便器の隙間が少なく拭き上げやすくなっています。

^{引用元：TOTO}

便器後方の配線・配管部分はトイレの中でも埃がたまりやすく、清掃時に配線などが邪魔になり掃除しにくい部分です。

ピュアレストEXは、給水管や電源コード部分もスッキリとしており清掃性が高くなっています。

さらに、ウォシュレットのホースが収納できる構造をしており、床に垂れていないため掃除の際に邪魔になりません。

セフィオンテクト

^{引用元：TOTO}

便器には洗浄時に汚れが綺麗に落ちるよう「セフィオンテクト」という技術が使用されています。

セフィオンテクトは表面に特殊なガラス層を焼き付けてあり、便器の表面を100万分の1mmのナノレベルで滑らかに仕上げる技術です。

40万回の耐久テストにも合格しており、高い耐久性が実証されています。

フチなし形状

^{引用元：TOTO}

トイレの中で最も掃除しにくい部分は、便器のフチ裏ではないでしょうか。

通常の便器ではフチ裏があり、掃除の際に汚れが見えにくくブラシもうまく当たらないため、掃除がしにくい形状になっています。

ピュアレストEXの便器はフチなし形状になっており、汚れが見えやすく磨きやすくなっています。

高いデザイン性

ピュアレストEXはピュアレストQRのシンプルで機能的なデザインに比べ、モダンでスタイリッシュなデザインとなっています。

タンク部分もオーバル状になっており、全体的に柔らかな印象です。

従来の組み合わせトイレは便座と便器の間に隙間ができやすく、デザイン性に欠ける点がありました。

一方、ピュアレストEXはTOTOウォシュレットの「アプリコット」との調和性も高く、段差・隙間を極力抑えた一体感のあるデザインとなっています。

高い節水性

ピュアレストEXは洗浄時の水量が非常に少なく、超節水トイレといえます。

トルネード洗浄という機能により、少ない水量でも便器後方まで綺麗に洗浄します。

従来のトイレでは1回の洗浄時に大13l、または大8l・小6lほどの水を使用していました。

一方、ピュアレストEXでは大4.8l・小3.6l・eco小3.4lの水量しか使用しません。

大13l使用する従来品と比べると、年間約71％も節水でき、水道料金約14,200円お得になります。

手洗い器の有無が選べる

ピュアレストEXは便器を以下の2種類から、お好みで選択できます。

• 手洗いあり：高さ1023㎜
• 手洗いなし：高さ817㎜

トイレ内に手洗い台が設置してある場合は、手洗いなしの便器を導入しましょう。

手洗いありに比べ高さが206㎜も低くなるため、トイレ上部の空間が広くなります。

一方、独立した手洗い台の設置ができない場合は、手洗いありの便器がおすすめです。

タンクの高さは高くなりますが、独立した手洗い台が必要ないため広い床面積を確保できます。

使用頻度の多い1階のトイレは独立した手洗い台を設置し、あまり使わない2階のトイレは手洗いありの便器を導入する方も多くいます。

各家庭の使用状況や家族構成などを踏まえ、手洗いの有無を選択しましょう。

メンテナンス性が高い

ピュアレストEXは他のシリーズと異なり、便器と便座が別になっているため、メンテナンスしやすい点がメリットです。

トイレの寿命は一般的に10年ほどといわれており、ウォシュレットの故障や水漏れなどのトラブルが発生する可能性があります。

一体型のトイレでは便器・便座どちらかに不具合が出た場合、すべて取り換えなければなりません。

しかし、ピュアレストEXのように便器・便座が別になっているタイプは、不具合の出た方のみ修理、または取り換えすればよいためメンテナンス費用が抑えられます。

また、高機能の便座に交換したい場合にも、便座のみ買い替えられるため、常に機能性の高いトイレを導入できます。

最新・高機能の便座を使用したい方や、メンテナンスに費用をかけたくない場合はピュアレストシリーズがおすすめで。

リモデル対応

ピュアレストEXはリモデル対応便器も用意されているため、リフォームにて導入を検討している方にもおすすめです。

^{引用元：TOTO}

ひと昔前のトイレでは排水管の位置が統一されておらず、リフォームの際に排水管の位置をずらす大がかりな工事が必要でした。

しかし、リモデル対応便器は専用の排水アジャスターがあり、排水心と排水口の位置を調節できます。

そのため、排水管の工事が不要になり、リフォームが簡単におこなえ費用も削減できます。

ピュアレストEXは機能性が高く、リフォームの際にも簡単に取り付けられるなどメリットも多くありますが「後悔した」という声もあります。

ここでは、ピュアレストEXを導入して後悔したという事例を基に、デメリットを紹介します。

ピュアレストEXを買って後悔しないよう、デメリットを事前に把握しておきましょう。

便座裏が汚れやすい

ピュアレストEXはピュアレストQR同様に便座裏が汚れやすく、後悔した方も少なくありません。

便座が汚れやすい原因は、フチなし形状により便器に跳ね返った尿が、便座裏に付きやすくなっているためです。

従来の便器ではフチ裏が尿の跳ね返りをガードし、便座の汚れを防いでいました。

ピュアレストEXでは便器のフチ裏は掃除しやすくなった一方で、目につきやすい便座裏に汚れが付きやすいため掃除頻度が増え、後悔する方も多くいます。

清掃性を高める機能が、返って掃除頻度を増加させる可能性もあるため注意が必要です。

便座との組み合わせの良し悪し

ピュアレストEXは便座との組み合わせによって凹凸が出る場合があり、後悔する方もいます。

組み合わせタイプのピュアレストEXは、調和性の高いアプリコット以外の便座とも組み合わせが可能です。

しかし、便座との組み合わせによっては、便器と便座の隙間が出たり、凹凸ができたりする場合もあります。

リフォームの際には、ピュアレストEXに他メーカーの便座を取り付ける方もいますが、一体感がなく後悔する方も少なくありません。

一体型のトイレに比べ、ピュアレストEXは組み合わせ次第では隙間や凹凸が出る可能性があるため注意しましょう。

詰まりやすい

ピュアレストEXはトイレットペーパーが詰まりやすく、後悔する方も少なくありません。

従来のトイレに比べ洗浄水が少なく、1回の洗浄で大4.8lしか排水しないため便やペーパーを流しきれない場合があります。

特に、リフォームでアジャスターを使用して排水位置を調整している場合、排水管が直線状ではないため詰まりやすくなります。

ピュアレストEXは洗浄水量を以下の2パターンに増やすことが可能です。

しかし、洗浄水量を増やすと節水機能性は落ちるため、詰まりの状況によって検討してみましょう。

価格が高い

ピュアレストEXはタンク式トイレの中でも価格帯が高く、導入費用が掛かる点がデメリットです。

一体型トイレと異なり、便器・タンク・便座を購入する必要があり、ウォシュレット「アプリコットF4A」と合わせると以下の価格になります。

• 手洗なし350,900円（税込 385,990円）
• 手洗あり357,700円（税込 393,470円）

ピュアレストの上位モデルGGシリーズと比較しても、価格に大差はありません。

機能性の高いピュアレストEXは価格帯が高いため、同様の費用で「タンクレストイレにすればよかった」と後悔する方もいるため、導入する場合は他シリーズとも合わせて検討しましょう。

ピュアレストEXを導入後に後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットも理解し対策を立てることが重要です。

便器と便座の組み合わせによる隙間や凹凸については、ピュアレストEXとの調和性の高い「アプリコット」と採用することをおすすめします。

凹凸がなくなることで日々のお手入れがしやすくなり、ストレスも軽減されるでしょう。

さらに、ピュアレストEXの最大のデメリットである便座裏の汚れに関しては、市販されている「尿はね防止シート」を使用することで改善できます。

導入費用に関しては、便座を価格の低い下位モデルに変更することで抑えられます。

ピュアレストEXはデメリットもありますが、機能性やデザイン性が高くTOTOトイレの中でも人気のモデルです。

購入前にしっかりと対策を立てることで、ピュアレストEXを後悔なく快適に使用できるでしょう。

ピュアレストEXはデメリットもあり「後悔した」という方もいますが、機能性が高く対策を立てれば快適に使用できるおすすめのトイレです。

導入費用に関しては便座を下位モデルにし、コストカットを図りましょう。

ピュアレストEX最大のデメリットである便座裏の汚れに関しては、尿はね防止シートを活用しこまめな清掃を心がけることで解決できます。

「TOTOトイレのおすすめランキングと設置事例の成功ポイント」のコラムでは、TOTOトイレ人気ランキングや後悔しない選び方などを解説しています。

トイレ選びにお悩みの方はぜひ、ご一読ください。

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