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床材の色柄の種類が多く理想の部屋にするために、どれを選べばいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
部屋の中で床の占める割合は大きく、床の色で雰囲気が大きく左右されます。
近年、床材の色や柄・機能性が増え、床材選びに苦戦する人も少なくありません。
このコラムでは、パナソニック床材の人気の色を紹介します。
床の色選びの重要性や、部屋別のおすすめの床材色も解説しています。
ぜひ、床材の色選びの参考にしてみてください。
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パナソニック床材の人気の色ランキング
ここでは、パナソニックが公表している2023年上半期の、床材人気色柄ランキングを紹介します。
パナソニックの床材の中でも人気のベリティスフロアーSと、ベリティスフロアーWのランキングです。
ベリティスフロアーS
引用元:Panasonic
1位:カームチェリー柄
2位:オーク柄
3位:ホワイトオーク柄
4位:メープル柄
5位:チェリー柄
6位:ウォッシュドオーク柄ライト・ミディアム系に分類される、明るめの色が上位3位に入っています。
シックな雰囲気や高級感を出したい方には、ダーク系のチェリー柄が人気のようです。
ベリティスフロアーW
引用元:Panasonic
1位:アッシュクリア
2位:アカシアクリア
3位:バーチラスティッククリア
ベリティスフロアーWでは、ミディアムやブラウン系の色が上位にランクインしています。
ミディアムはどの色との相性も良く、インテリアやアクセントカラーをうまく引き立たせてくれます。
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なぜ床材の色は重要なのか?
床は部屋全体を占める面積が大きく、雰囲気を大きく左右するため床色選びは重要です。
インテリアコーディネートの視点からも、床の色はベースカラーに分類されます。
ベースカラーによって部屋が広く見えたり、シックで高級感のある雰囲気にもなるため、床選びは慎重におこないましょう。
インテリアカラーコーディネートの基本
床や壁などのベースカラーはホワイト系やブラウン系を使用し、家具・カーテンなどのメインカラーは映える色がおすすめです。
さらに、小物やクッションなどにアクセントカラーを入れると、バランスのよいカラーコーディネートとなります。
色には心理効果や視覚効果があり、うまく利用することで部屋をさまざまな雰囲気に演出できます。
床材の色を選ぶ際は、心理効果や視覚効果を利用し、理想の部屋作りを目指しましょう。
部屋を広く見せたい
部屋を広く明るく見せたい場合は、ホワイト系の床材がおすすめです。
白は膨張色のため物を大きく見せる効果があり、床をホワイト系にすることで圧迫感のない広い空間に感じさせてくれます。
さらに、ホワイト系は光の反射率が高く、空間を明るく見せてくれる効果があります。
ホワイト系はどの色とも相性が良く、カーテンやソファ・インテリア雑貨などの色選びにも選択の幅が広がります。
高級感を出したい
高級感のある部屋にしたい場合は、床の色をダーク系にしてみましょう。
黒は無彩色に分類され彩度が最も低く、重厚感や高級感があります。
さらに、吸収性が高く視覚的に引き締め効果が得られるため、他の家具の色を強調してくれます。
ダーク系の床色は高級感を演出するだけでなく、明るい家具・暗い家具どちらにも合うため、インテリアをコーディネートしやすいでしょう。
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パナソニック床材のカラーバリエーションとは?
パナソニック床材のカラーバリエーションは7つに分類されており、全73種類あります。
- ダーク
- ブラウン
- ミディアム
- ライト
- ホワイト
- パーケットタイプ
- 石質仕上げ・石目柄
ここでは、パナソニック床材のカラーバリエーションと、インテリアのポイントを紹介します。
ダーク
ダーク系の床は深みのある色合いで、高級感や洗練された印象を演出してくれるのが特徴です。
特に、男性からの指示が高く、仕事部屋や書斎などの床にダーク系を選択しています。
ダーク系は部屋を狭く感じさせることがありますが、家具の色や配置を工夫することでバランスが取れます。
ソファやラグにブラウンやベージュを取り入れると、床の暗さが和らぎ、統一感を出すことも可能です。
ダーク系の床は髪の毛や汚れが目立ちにくいため、掃除の手間も省けます。
一方、白っぽいホコリや傷などは目立ちやすいため注意しましょう。
メリット・高級感や洗練された印象を演出してくれる
・髪の毛や汚れが目立ちにくい
・インテリアの色を引き立たせてくれるデメリット・白っぽいホコリや傷が目立ちやすい
・部屋が狭く見えるブラウン
ブラウン系の床は幅広い年代から支持される、定番カラーとも言えます。
流行りに左右されず、長年使用しても汚れが目立ちにくいため、今後も長く住みたいと思っている方におすすめです。
ブラウン系は主張し過ぎないため、どのような家具・家電とも相性が良いカラーといえます。
インテリアのアクセントカラーを引き立ててくれるため、インテリアにこだわりたい場合は
ブラウン系をおすすめします。
しかし、ブラウン系の家具は色がかぶりやすく、配色や見せ方に注意が必要です。
床の色選びに迷ったら、ブラウン系を選ぶと家具やインテリアも合わせやすいでしょう。
メリット・他の色よりも木の質感を楽しめる
・どのインテリアとも相性が良い
・アクセントカラーを際立たせてくれるデメリット・暗めのブラウンでは部屋が狭く見えがち
・ブラウン系の家具も多いため、見せ方に注意が必要ミディアム
ミディアムはブラウンとライトの中間に位置し、どちらのメリットも生かせるのが特徴です。
木の温かみを保ちつつ、引き締まった印象を与えてくれるため、リビングなどによく採用されています。
傷や汚れが目立ちにくいため、日々のお手入れが簡単に済む点も大きなメリットです。
家具の色をホワイト系にするか、ダーク系にするかで大きく印象が変わるため、白黒の配色に注意しましょう。
メリット・傷や汚れが目立ちにくい
・木の温かみを感じられるデメリット・ブラウンやダークに比べて髪の毛や汚れが目立ちやすい
ライト
ライト系はホワイトに近いので、部屋を程よく明るく見せてくれます。
木の質感にも近いため、木目調のデザインの家具との相性もよく、温かみのある雰囲気を演出できます。
ライト系の床はリビングや子供部屋に採用されることが多く、人気のカラーといえます。
どんな色とも相性が良く、インテリアにアクセントカラーを入れたい方にもおすすめです。
安っぽい素材では見栄えが悪くなる場合があるため、出来れば実物を見て決めましょう。
メリット・部屋を程よく明るく見せてくれる
・温かみのある雰囲気を演出してくれる
・どのアクセントカラーとも相性が良いデメリット・髪の毛や汚れが目立ちやすい
・安っぽい素材だと見栄えが悪くなる可能性があるホワイト
ホワイト系の床は部屋を明るく広く見せる効果があり、手狭な部屋や日当たりの悪い部屋におすすめです。
ベースカラーにホワイトを選ぶと、どのような色とも相性が良く、インテリアで個性を出しやすいでしょう。
ホコリは目立ちにくいため掃除の頻度も少なくて済みますが、傷や髪の毛・汚れは目立ちやすいため注意が必要です。
メリット・部屋が明るく広く見える
・ホコリが目立ちにくい
・インテリアで個性を出しやすいデメリット・髪の毛や汚れが目立ちやすい
・色褪せや傷などが目立ちやすいパーケットタイプ
パーケットタイプは木片を集めて特定の模様を作った床材のことで、さまざまな模様があります。
パナソニックのパーケットタイプは、以下の3模様があり、全8種類です。
- フレンチヘリンボーン
- スクエアブロック
- ランダムボーダー
模様によって部屋の雰囲気が大きく異なるため、サンプル材ではなく実際に希望の模様を使用した部屋を見ることをおすすめします。
パーケットタイプの1単位の大きさはさまざまで、部屋の大きさにあったサイズを選択しましょう。
リビングや寝室などの広い部屋には大きめのサイズを、書斎やトイレ・洗面所などの手狭な部屋は小さめのものがおすすめです。
パーケットタイプを使ってみたいけれど、希望の雰囲気にどの模様が合うか分からない場合はインテリアデザイナーに相談してみましょう。
メリット・個性的な部屋が演出できる
・1単位の大きさがさまざまで、部屋に合った大きさが選べるデメリット・床のデザインとインテリアを合わせるのが難しい
石質仕上げ・石目柄
石質仕上げや石目柄の床は高級感を演出でき、個性を表現できるのが特徴です。
大理石調やコンクリート調などさまざまな色柄がありますが、パナソニックの石質仕上げ・石目柄は以下の8種類です。
- ストレートブラック
- モルタルグレー
- ライムホワイト
- グレーチェッポ柄
- グレーコンク柄
- ベージュセルぺ柄
- ペールグレーライム柄
- ホワイトノックス柄
石質仕上げは天然の石灰石を原料にした素材で、ストレートブラック・モルタルグレー・ライムホワイトが対象です。
水に強く、キッチンやインナーテラスにも使用でき、床暖房の仕上げ材としても使えます。
合板基材に石質仕上げ材を合わせているため割れにくく、木質床材と一続きに張ることも可能です。
上記以外の柄は石目柄のシートタイプになっていますが、土足や車椅子でも利用可能なトリプルコート仕上げになっています。
メリット・高級感や重厚感が演出できる
・水や強く水廻りやインナーテラスに使用できる
・熱に強いため床暖房OKデメリット・色の濃淡や模様・流れ・ツヤ・ザラツキにバラつきが生じる
・黒点やく良い斑点・部分的な凹凸が入ることがある
・石質仕上げは石目柄のシートタイプより傷つきやすい
・足元が冷たく感じやすい
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部屋別の床材おすすめの色とは?
床の色はどの部屋も同じで良いというわけではなく、部屋ごとや希望のイメージによって変更する必要があります。
色の持つ特性を利用し、理想の部屋作りを床色から考えてみましょう。
ここでは、部屋別の床色おすすめの色を紹介します。
玄関
玄関はダーク系やミディアム系などの、濃い色合いの床色がおすすめです。
来客時に一番最初に見られる場所であり、人通りの多い場所なため汚れが目立ちにくい色を選びましょう。
玄関をダーク系の床にすることで高級感が生まれ、来客の第一印象も良くなります。
しかし、玄関タイルや照明の色、シューズボックスの色などとバランスを取らなくてはいけません。
玄関のタイルをホワイト系にしている場合は、すこし明るめのブラウンがおすすめです。
ホワイト系は広く見える視覚効果があるため、手狭な玄関の場合はタイル・床を明るめの配色にすると良いでしょう。
さらに、玄関に2階への階段が設置してある場合や、吹き抜けになっている間取りでは明るい色の床にすると開放感がより際立ちます。
キッチン
キッチンは冷蔵庫やキッチン本体など、家具・家電の占める割合が多いため、全体のバランスを見て決めましょう。
キッチンに清潔感を出したい場合は、ホワイトやライトなどの明るめの色がおすすめです。
しかし、リビングやダイニングとキッチンがつながっている一体型や、別々になっている独立型かによってもおすすめの色は異なります。
一体型の場合は、リビングやダイニングとの境界線が無いため、部屋全体のバランスが重要です。
リビングのインテリアや家具の色との相性も考慮しましょう。
一方、独立型の場合はキッチンとリビングの床の色を分けることもできます。
キッチンは他の部屋よりも家具・家電が多く、全体のバランスを考慮して床色選びを行いましょう。
リビング
リビングは家族が集まり多くの時間を過ごす場所のため、落ち着きや温もりのある明るめの色がおすすめです。
ライトやミディアムの色は明る過ぎず、ホコリが目立ちにくいメリットもあります。
さらに、明るい色は部屋を広く見せるため、家族全員が集まっても狭く感じにくくなります。
現在、リビングとキッチンがつながっていたり、一体型キッチンが流行っていたりするため、リビングだけでなくキッチンとの色合いも考えなくてはいけません。
家族全員が集まるリビングだからこそ、みんなが納得する床色を探してみてください。
子供部屋
子供部屋はナチュラルやライトなど、木目の温かみを感じられる色がおすすめです。
子供の成長によって家具や机は変わっていくため、どのインテリアとも相性の良い明るめの色がよく採用されています。
まだ子供が小さなときはおもちゃなどのさまざまな色味とも相性が良く、大人になってモダンやシックな部屋に模様替えしたいときにも困りません。
子供部屋は今後の家具やインテリアが変わっていくこと考慮して、どの色味とも相性の良い色を選びましょう。
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まとめ
床の色はベースカラーに分類され、部屋の印象や明るさなどを左右する大切な要素です。
部屋を広く見せたい場合はホワイト系を、高級感あるシックな部屋にしたい場合はダークを使うなど、色ごとの視覚効果を生かし理想の部屋を演出してみましょう。
パナソニック床材は人気がありバリエーション豊かなため、好みの色を探してみてください。