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玄関は毎日利用する場所であり、家の雰囲気を左右するため家の「顔」ともよばれています。
しかし、毎日使うからこそ劣化や不具合が出やすく、気になる部分といえます。
近年では、玄関をリフォームして土間やウォークインスペースを設置し、趣味を楽しむ場所にしたり生活動線を向上させたりする方が増加中です。
リビングや寝室だけでなく、玄関もおしゃれにこだわると毎日の暮らしが素敵なものになるでしょう。
広島県福山市・岡山県笠岡市・井原市・浅口市でリフォームするなら、イマガワリフォームにお任せください。
リフォーム専門の一級建築事務所として、累計11000件を超える施工実績があります。
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玄関リフォームのメリット
玄関をリフォームすると外観が良くなるだけでなく、セキュリティ強化や断熱性の向上などのメリットがあります。
ここでは玄関リフォームのメリットを解説します。
外観が良くなる
玄関リフォームによって新しいドアを設置すると、外観が良くなり一気にオシャレな玄関が演出できます。
住宅の中でも玄関ドアは1日に何度も開閉され、外側は紫外線や雨風に晒され劣化しやすい部分です。
劣化したままのドアでは来客時の印象も悪くなり、家全体が古びて見えてしまいます。
近年、各メーカーからさまざまなデザインや機能性を兼ね備えた玄関ドアが販売されています。
建物全体の雰囲気に合ったものや好みのデザインなど、お好きなドアを選んで玄関をおしゃれにリフォームしましょう。
セキュリティ強化
現在販売されている玄関ドアはピッキングやサムターン回し対策などの機能が備わっており、取り換えるとセキュリティ強化につながります。
一昔前の玄関ドアはピッキングが比較的簡単にでき、ガラスやアルミ・木材で作られている製品も多くサムターン回しで解錠させられてしまう場合も多くありました、
サムターン回しとは?
サムターンとはドア内部についている施解錠するためのつまみ部分で、回すと鍵が無くても解錠することができます。
サムターン回しとは外側からドアの一部を破壊し、サムターンを回して解錠する空き巣の手法です。
現在の玄関ドアは金属製が主流になり、鍵が二重に設置してあるものも多く、セキュリティ対策が施されています。
特に、スマートロックはスマートフォンやタブレットから専用アプリを使用して、玄関の解錠・施錠を行えるためおすすめです。
オートロック式のものや、アプリからいつ・誰が出入りしたのか確認できるタイプもあり、家族の見守りアイテムとしても活躍します。
玄関ドアの劣化が気になったら、防犯機能が備わったドアに取り換え、セキュリティを強化しましょう。
断熱性能が高まる
玄関などの開閉部は熱の出入りが激しく外気が伝わりやすい部分のため、気密性の高いドアに取り換えると断熱性が向上します。
断熱性が向上すると冷暖房の効率も上がるため省エネ効果もあり、光熱費の削減にもつながります。
金属製のドアだけでなく木製の玄関ドアも内側に断熱材が入っており、高い断熱効果があるため心配いりません。
気密性の高いドアに取り換えると断熱性が向上し、気候に左右されない快適な玄関になるだけでなく、省エネ効果も期待できるためおすすめです。
採光性の向上
玄関は家の中でも暗くなりがちな場所ですが、自然光を取り入れるデザインのドアに取り換えると採光性が向上し明るい玄関になります。
現在販売されている玄関ドアはスリットが入った商品も多く、ドア選びで重視したい機能の1つです。
自然光が入るため昼間は照明を使用しなくても済み、省エネにもつながります。
玄関が明るいと空間にも奥行きが生まれるため、狭い玄関を広く演出することも可能です。
来客が一番初めに足を踏み入れる玄関を明るくすると、家全体の印象も明るくなるため採光性の高い玄関ドアの設置を検討してみましょう。
通気性の向上
玄関ドアには閉めたまま通気や換気ができるタイプがあり、通気性を向上させて湿気や臭いを解消できます。
防犯上、玄関は閉めたままにすることが多く、湿気がこもりやすいためカビや結露・悪臭の原因となります。
玄関ドアに採風窓があると閉めたままでも換気ができ、網戸も完備されているため虫が浸入する心配もありません。
梅雨や冬の時期は結露によって滑りやすい玄関ですが、換気によって湿気を逃がし結露や木材の劣化防止が可能です。
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玄関リフォームの主な施工方法と費用相場
玄関ドアのリフォームには3つの施工方法があり、既存のドアの形状や枠の劣化状況によって施工方法が異なります。
- ドア交換工法
- カバー工法
- はつり工法
玄関ドア本体は15万円~40万円と種類やグレードによって差があり、施工方法によって制限される場合もあります。
ここでは、施工方法と費用相場を解説するため、参考にしてください。
ドア交換工法
ドア交換工法は既存の枠を残し、玄関ドアのみ取り換える施工方法です。
玄関のドア枠が劣化している場合は枠の交換も必要になるため、状況によっては施工できない場合もあります。
ドアの交換は1時間~2時間で済み、工期が短いのがメリットです。
デメリットとしては全く同じ寸法のドアを採用しなければならず、希望のドアを選択できない可能性があります。
費用は新規のドアの価格にもよりますが、20万円~50万円程度です。
玄関ドアリフォームの中でも一番費用を抑えられる施工方法のため、ドアの劣化が気になる場合は検討してみましょう。
カバー工法
カバー工法は既存の玄関ドア枠に新たなドア枠を被せる工法で、主流のリフォーム方法です。
ドア枠を残したままなので撤去費用が掛からず、30万~80万円とはつり工法に比べて安い費用でリフォームができます。
カバー工法の工期は半日〜1日と短く、周囲の壁や床にも影響を与えないため騒音や粉塵の心配もありません。
しかし、既存のドア枠の内側に取り付けるため、高さ・幅共に一回り小さくなります。
新たに取り付けるドアの大きさも限られるため、リフォーム業者と相談して施工内容を決めましょう。
はつり工法
はつり工法とは玄関ドアを枠ごと交換する施工方法で、玄関リフォームの中で最も大がかりなリフォームです。
玄関枠を取り外す際に外壁を一部取り壊すため、新たに設置するドアの大きさや種類に規制なくリフォームができます。
既存のドアや枠の撤去費用や外壁の補修作業などもあるため、リフォーム費用が40万~100万円と高額になる点がデメリットです。
開き戸から引戸へのリフォームや開口部を広くしたい場合は、はつり工法がおすすめです。
施工方法別の費用相場
一般仕様 | 断熱仕様 | |
ドア本体価格 | 15万~30万 | 18万~40万 |
取付費 | 2万~6万 | 2万~6万 |
撤去費 | 0.5万~2万 | 0.5万~2万 |
合計 | 17万~40万 | 20万~45万 |
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人気の玄関リフォーム
玄関リフォームはドアの取り換えだけでなく、土間やウォークスルークローゼットの設置などが人気です。
子育て世代やアウトドア・園芸などの趣味を楽しみたい方には、玄関スペースを有効に使いたいと考える方が増加しています。
ここでは人気の玄関リフォームを紹介するため、玄関をオシャレにリフォームしたいと考えている方は参考にしてみてください。
土間の設置
土間とはコンクリートやタイル・モルタル・天然石を使用して作られた、室内でも土足で歩ける半外部空間です。
近年、ガーデニングやDIY・アウトドアなどが流行しており、土間で作業ができたり荷物置きとして活用したりできるため人気が高まっています。
子育て世代ではベビーカーや三輪車、外用おもちゃの置き場所としても活用されています。
さらに、土間にある程度広さがあれば、天候や季節を問わず子供やペットが遊べる空間としても利用可能です。
土間の設置は費用が高く、3畳ほどの広さで30万円~100万円ほどの費用が掛かります。
冬や梅雨の時期は土間に湿気が溜まりやすいため、漆喰や珪藻土を使用した調湿効果のある壁がおすすめです。
玄関ドアに通気性の良い採風窓の付いた製品を採用するか、扇風機を回すなどして対策しましょう。
玄関収納の設置
玄関は家族全員の靴やアウトドアグッズなどが集められ、物が散乱しやすい場所のため収納を設置するリフォームも人気です。
シューズボックスのみ設置していた場合、靴の収納はできてもアウトドアグッズや掃除用具などの収納までできず散らかってしまいます。
収納にはいくつかタイプがあり、施工費用も異なります。
- カウンター収納:5万円~10万円
- 壁面収納:12万円~40万円
- 土間収納:30万円~100万円
物の多さや使用目的に合わせて玄関収納を設置してみましょう。
洗面施設の設置
玄関に洗面施設を設置すると感染症対策になり、掃除や来客時にも活躍します。
帰宅後すぐに手洗いをすることで、ウイルスや花粉が家に入り込むのを防げます。
さらに、洗面施設が洗面所やキッチンにしかない場合、来客にプライベートな部分を見られてしまいます。
玄関に洗面施設があれば、玄関で手洗いを済ませてもらい、スムーズにリビングへ招き入れることが可能です。
洗面施設の設置は洗面器本体の価格と配管工事費用が掛かり、15万~45万円が費用相場です。
設置場所は玄関ホールや土間の一角、どの部屋も通らない動線上などがあります。
玄関に洗面施設を設置する場合は、周りの壁紙や床材を防水性機能付きに変更し、カビや腐食を防ぎましょう。
バリアフリーリフォーム
家族や自分自身が高齢になったことで、バリアフリー化を目指すリフォームも需要が高まっています。
高齢になり足腰が悪くなると玄関に段差や障害物があると利用しづらく、外出するのも億劫に感じる方も少なくありません。
しかし、一気にバリアフリー化させるには費用や時間がかかるため、必要に応じて少しずつ進めていきましょう。
玄関のバリアフリー化には以下のようなリフォーム方法があります。
- スロープの設置
- 踏み台の設置
- 手すりの設置
- 固定椅子の設置
- 段差をなくす工事
- 開き戸から引戸への変更
バリアフリーリフォームは無理なく日常生活が送れるよう、健康状態を考慮しながら進めていきましょう。
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まとめ
玄関は家の顔とも呼ばれ、おしゃれにリフォームするだけで家の印象が大きく変わります。
ドアを取り換えるだけで外観や機能性が向上するため、劣化の症状が出たら早めにリフォームを行いましょう。
近年では、土間やウォークインスペースを設置して、玄関を有効活用する方も増加しています。
玄関リフォームは機能性を向上させるだけでなく、空間をおしゃれに演出することもできるため、ぜひ検討してみてください。