2024年5月7日

子供安全のリフォーム:キッズフレンドリーな住空間を作る方法

子供安全のリフォーム:キッズフレンドリーな住空間を作る方法
  • 大人にとって快適な暮らしでも、小さな子供にとって家の中には多くの危険が潜んでいます。
    そのため、子供や孫が生まれたことにより、リフォームを検討する方も少なくありません。
    特に、浴室や階段など子供の事故が多く発生している場所は、子供向けのリフォームの事例が多くあります。
    子供の安全を守り、家族みんなが快適に暮らせるように、キッズフレンドリーな空間を作りましょう。
    広島県福山市・岡山県笠岡市・井原市・浅口市でリフォームするなら、イマガワリフォームにお任せください。
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    お客様のニーズに合わせて、最適なリフォームをご提案いたします。

  • 家庭内で発生する子供の事故とは?

    家庭内で発生する子供の事故には以下のようなものがあり、死亡に至るような事故も発生しています。

    • 指挟み
    • 転落
    • 転倒
    • 火傷
    • 誤飲

    小さな子供は好奇心旺盛で、何が危険か分からないためなんでも試してみようとします。
    例えば、コンセントで感電することやお湯が熱いこと、階段から落ちたらケガをすることもまだ分かりません。
    両親が少し目を離した隙に危険なことをしてしまうため、事故の原因を知り対策を立てましょう。

    指挟まれ

    家庭内で起きる指挟み事故は蝶番(ちょうつがい)に指を挟むケースが最も多く、指の切断に至る場合もあるため大変危険です。

    蝶番はドアに合わせて開閉するため、ドアが開いた際にできた隙間に指を挟んでしまう事故が発生します。

    事故の状況は以下のようなものがあります。

    子供がドアの向こう側にいることに気付かず、ドアを閉めてしまった

    子供同士で遊んでいる際に、相手が蝶番の所を触っていることに気付かづに閉めた

    指挟み事故は「ドアクローザー付き」のドアに変更することで防止できるため、小さな子供がいるご家庭ではドアのリフォームがおすすめです。

    転倒

    小さな子供はちょっとした段差や、浴室やフローリングなど滑りやすい場所で転倒してケガをします。

    筋肉や運動神経が未発達な子供は転びやすく、大人では気にならないような低い段差でも躓きます。

    敷居の2~3㎝の高さやカーペットの段差に足を取られる場合もあるため、目が離せません。

    おもちゃを持っている際に転倒し、大けがをした事例もあるため注意しましょう。

    防止策としては転んでも痛くないように、コルクやクッション素材のフローリングに変更する方法があります。

    木製のフローリングに比べ、キズが付きにくく足音も響きにくいのが特徴です。

    敷居に関しては床のかさ上げや、かさ下げをおこない段差をなくすリノベーション方法もあります。

    フルフラットな床は子供だけでなく、高齢者との同居にもおすすめです。

    転落

    子供が窓やベランダ、階段から転落する事故が毎年発生しており、死亡に至るケースも多く報告されています。

    ベランダでの転落事故は室外機や、置いてあった荷物に上って落ちる事故が多発しています。

    階段では足を滑らせたり転んだりした拍子に、階段上部から転落するケースが少なくありません。

    ベランダでは足場になるような不要なものは撤去し、転落防止ネットや窓への補助錠の設置などをおこないましょう。

    階段では進入禁止用のベビーゲートや、子供が届く位置への手すりの設置などがあります。

    高所からの転落は死亡事故につながる可能性が高いため、事故が起きる前に対策しましょう。

    溺れ

    入浴中に足を滑らせ溺れる場合もありますが、入浴中以外でも浴室で溺れる事故は発生しています。

    浴槽に残り湯がある状態で浴室のドアに鍵がかかっておらず、子供が1人で入ってしまい溺死したケースも報告されています。

    残り湯がある際はドアに必ず鍵をかけて子供が出入りできないようにするか、水を抜くか対策を立てましょう。

    誤飲

    3歳ごろまでの子供はなんでも口に入れてしまうため、誤飲が発生し窒息事故につながる可能性があるため注意が必要です。

    小さな子供は目や耳・触覚よりも先に口の機能が発達するため、手に取って気になったものはなんでも口の中に入れて確認しています。

    誤飲の事例としては以下のようなものがあります。

    • タバコ
    • 医薬品
    • おもちゃ
    • 洗剤
    • 硬貨
    • ボタン電池

    子供の口のサイズは最大39mmといわれており、それ以下の大きさは口の中に入ってしまうため誤飲の危険性があります。

    トイレットペーパーの芯の直径は38mmと決まっているため、大きさが分からない場合は比較してみましょう。

    火傷

    火傷は1歳~2歳くらいによく起こる事故で、中には知らぬ間に低温火傷をした事例もあるため注意が必要です。

    家庭内の火傷は、以下の熱源が原因となっています。

    • 熱いの食べ物
    • ストーブ
    • アイロン
    • 電気炊飯器
    • ポット
    • ホットカーペット
    • ホットプレート

    ホットカーペットを高温に設定したまま使用したため、子供が低温火傷をしたケースもあります。

    家庭内にある熱源は火傷の原因となりうるため、子供が触れないように対策をしましょう。

  • 子供が安全に過ごせるためのリフォーム方法

    家庭内に事故につながるような危険な場所がある場合は、子供が安全に過ごせるよう対策を立てておきましょう。

    ママは家事や兄弟の育児もおこなっているため、ずっと目を離さずに見守っていることはできません。

    事故が発生する前に家庭内の危険な場所をリフォームし、子供が安全に過ごせる空間を作りましょう。

    壁付けキッチンから対面キッチンへ

    壁付けキッチンから対面キッチンへリフォームすると、料理中もリビングにいる子どもを見守れるため事故防止になるためおすすめです。

    壁沿いに配置されている壁付けキッチンは、リビングに背を向けながら料理するため子供の様子を把握できません。

    子供がキッチンに入って来られなくするベビーゲートの設置も難しく、キッチンでの事故が懸念されます。

    一方、対面キッチンはリビングやダイニングと対面する形に配置されており、家族とコミュニケーションを取りながら料理ができます。

    対面キッチンの種類は大きく分けて以下の5種類です。

    • アイランドキッチン
    • ペニンシュラキッチン
    • Ⅰ型キッチン
    • L型キッチン
    • セパレート型キッチン

    ベビーゲートの設置ができる場合が多く、キッチン内の事故防止にもつながります。

    Siセンサー付きガスコンロやIHクッキングヒーターの設置

    2008年10月以前に製造されたガスコンロは火災やガス漏れの危険性があるため、温度センサーを搭載したSiセンサー付きガスコンロやIHクッキングヒーターへのリフォームがおすすめです。

    以前販売されていたガスコンロは使用時に袖に火が引火したり、吹きこぼれによって火が消えてしまいガスが漏れたり危険な事故が発生していました。

    そのため、2008年10月以降の家庭用ガスコンロには、全口へのSiセンサー搭載が義務化されています。

    Siセンサー付きガスコンロには以下のような機能が搭載されています。

    • 調理油過熱防止装置
    • 鍋なし検知機能
    • 感震センサー
    • 鍋なし検知機能
    • 立ち消え安全装置
    • コンロ・グリル消し忘れ消火機能
    • 早切れ防止機能
    • 感震センサー
    • 油温度調整機能

    一方、IHクッキングヒーターは火を使わずに加熱調理をおこなえるため火災の心配がなく、お手入れも楽なため子育て世代に人気です。

    加熱後はヒーター部分が熱くなっており、気付かずに子供が触ってしまい火傷する場合があるため注意しましょう。

    指挟み防止のためのドアリフォーム

    指挟み防止のためにドアが閉まる最後の数センチほどの可動範囲が、ゆっくり閉まるドアクローザーやドアダンパーなどが付いているドアへのリフォームがおすすめです。

    ドアでの指挟み事故は多くの子供が経験しており、最悪の場合指の切断に至るケースがあります。

    現在では、隙間に指を挟まない工夫がされている折れ戸や、ゆっくり閉まる上吊りタイプの引き戸も多く販売されています。

    ドアは1日に何度も開け閉めするため、子供の安全を守れるようにドアのリフォームを検討してみましょう。

    手すりの設置

    子供だけでなく高齢者も安定して移動できるように手すりを設置すると、転倒やつまずき事故を防止できます。

    以下のような場所は転倒事故が起こりやすいため、子供の安全を守るために手すり設置のリフォームを検討しましょう。

    • 階段
    • 浴室
    • 廊下
    • トイレ
    • 玄関の階段

    手すりには家庭でよく使用される水平手すりのほかに、縦手すり・L型手すり・波型手すり

    ・光る手すりなどがあります。

    手すりの形状によって機能性が異なるため、場所や使用目的に合わせて設置しましょう。

    小さな子供では大人用の手すりに手が届かない場合があるため、低い位置への子供用手すりの設置も可能です。

    子供用の手すりがあると安全性が増すため、子供が歩き出したら手すり設置のリフォームを検討しましょう。

    浴室リフォーム

    浴室リフォームでは古くなったユニットバスの交換や、タイル張りの在来工法の浴室からユニットバスへの変更、浴室の拡張などがあります。

    子供が小さいうちは一緒にお風呂に入るため、ある程度浴室の広さが必要になります。

    在来工法の浴室では浴室が狭いだけでなく、床がタイル張りで滑りやすいことや、浴槽が深くて跨ぎにくいためリフォームを検討する方も多くいます。

    浴室のリフォームでは出入り口の段差をなくしたり、滑りにくい床や跨ぎやすい浴槽などを取り入れましょう。

    さらに、在来工法の浴室からユニットバスに変更すると給湯器のリモコンを浴室に付けられ、リビングやキッチンにいる家族と会話することも可能です。

    給湯器のリモコンにはチャイルドロック機能を搭載しているものも多く、熱湯がでないように給湯温度を設定することもできます。

    浴室は転倒や溺れ・火傷などの事故が発生しやすいため、滑りにくい床やチャイルドロック機能のある給湯器の設置で安全性を高めるリフォームをおこないましょう。

    やけど防止に考慮した食洗機の導入

    従来の食洗機は熱い蒸気が出る製品も多く、子供の火傷事故が発生する可能性があるため火傷防止に考慮した食洗機へのリフォームがおすすめです。

    キッチンと一体型になっているビルドイン食洗機は排気口が正面に付いており、排気が下向きに出る場合も多く、子供の背丈の場所に熱い排気が出ていました。

    食洗機は運転時に約60~75℃の高温の排気が出る場合があり、火傷を負う事故も報告されています。

    現在では、温度を下げてから排気する機能や排気口が上向きになっている製品など、火傷防止に考慮した食洗機が多く取り扱われています。

    子供の安全を守るために、やけど防止に考慮した食洗機にリフォームしましょう。

  • 子育てリフォームで補助金は活用できる?

    子供の安全を守るためのリフォームには「子育てエコホーム支援事業」などの補助金が活用できます。

    子育てエコホーム支援事業の詳しい内容を紹介するので、ぜひ活用してみてください。

    子育てエコホーム支援事業とは?

    子育てエコホーム支援事業は、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対する補助金制度です。

    2023年に実施された「こどもエコ住まい支援事業」の後継事業として、国土交通省管轄で実施されており、主に子育て世帯や若者夫婦世帯を対象にしています。

    子育てエコホーム支援事業の対象者とは?

    子育てエコホーム支援事業は子育て世帯や若者夫婦世帯以外の世帯でも、条件を満たせば補助金を受け取れます。

    しかし、同じリフォーム内容でも子育て世帯や若者夫婦世帯とその他の世帯では、1戸あたりの上限補助額が異なるため注意が必要です。

    子育て世帯とは子を有する世帯を指しますが、子育てエコホーム支援事業では令和5年4月1日時点で18歳未満(2005年4月2日以降出生)の子どもを有する世帯を指します。

    一方、若者夫婦世帯は子育てエコホーム支援事業の補助金の申請時において、夫婦であることを指します。

    年齢制限も設けられており、令和5年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下(1983年4月2日以降出生)である世帯が対象です。

    対象となるリフォーム内容とは?

    子育てエコホーム支援事業で補助金を受け取るには、対象となるリフォーム内容や条件が定められています。

    子育てエコホーム支援事業で対象となるリフォーム工事は下記の通りで、1~3のどれかは必須項目となります。

    1. 開口部の断熱改修
    2. 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
    3. エコ住宅設備の設置
    4. 子育て対応改修
    5. 防災性向上改修
    6. バリアフリー改修
    7. 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
    8. リフォーム瑕疵保険等への加入

    4~8のリフォームは任意のため、住宅の状況に応じて取り入れましょう。

  • まとめ

    家庭内には子供にとって危険になる場所が多く、安全性を高めるためにはリフォームという方法があります。

    キッズフレンドリーな住空間は浴室やドア、キッチンなどのリフォームで叶えられます。

    子育てエコホーム支援事業により対象のリフォーム内容の場合、補助金を受け取ることも可能です。

    家族みんなが安全で快適に暮らせるように、ライフスタイルに合わせてリフォームをおこないましょう。

     

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