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はじめに
広島県福山市・岡山県倉敷市・笠岡市・井原市・浅口市でリフォームするなら、イマガワリフォームにお任せください。
リフォーム専門の一級建築事務所として、累計10000件を超える実績があります。
お客様のニーズに合わせて、最適なリフォームをご提案いたします。
床は部屋の印象を大きく左右し、快適に過ごせるかどうかのポイントにもなる重要な箇所です。
床材といえば、畳やフローリングなどが主流ですが、最近では部屋の用途や好みに合った様々な床材を選ばれる方が増えています。
メーカーの製品も豊富な種類があるため、内装リフォームを検討される際に悩まれる方も多いのではないでしょうか?
今回は床材の種類や選び方のポイントについてご紹介いたします。
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主な床材の種類 メリット・デメリット
クッションフロア
クッションフロアとは、合成樹脂などを主原料として作られているビニール系の床材です。
表面にプリントが施されている製品が多く、木目やレンガ調といった様々なデザインの製品
があります。
【メリット】
- 耐水性に優れていることからお手入れが簡単
- 下地の上に接着剤で貼り付けるだけなので、他の床材に比べ工期が短く、低コスト
- 貼り替えが簡単に行える
【デメリット】
- フローリングより劣化しやすい
- 傷が入りやすく、衝撃や熱に弱い
- 通気性が悪く、カビが発生しやすい
クッションフロアは床材の中でもお手入れが簡単で価格も安価なことから近年人気の床材です。
豊富なデザインも魅力の1つ。
フロアタイル
画像引用元:
フロアタイルとはクッションフロアと同じビニール系の床材です。
こちらもデザイン性にも優れており、まるで天然木ようなリアルな木目柄などもあります。
【メリット】
- 耐水性が優れていることからお手入れが簡単
- 耐久性が高い
- 貼り替えが簡単に行える
【デメリット】
- クッションフロアと比較するとコストが高い
- クッション性にかける
クッションフロアとフロアタイルは同じ素材ですが、フロアタイルは硬く、耐久性に優れている特徴があります。
室内だけでなくオフィスや店舗の床といった土足での歩行の頻度が高い場所にもおすすめの床材です。
またクッションフロアはシートに対し、フロアタイルは文字通りタイルのように一枚一枚を組み合わせて貼り付けを行います。
そのため貼り方次第でアレンジすることも可能です。
カーペット・タイルカーペット
カーペットは断熱効果が高く、防音性に優れています。
弾力性が高い・すべりにくいといった特徴もあり、足腰への負担を軽減する効果もあります。
万が一転倒した場合も衝撃を減らすことができるので、安全性も非常に高いです。
【メリット】
- 防音性が高い
- クッション性が高い
- すべりにくい
【デメリット】
- ハウスダストが発生しやすく、お手入れが大変
- 車椅子やキャスターといった車輪がついている物を使うには不向き
畳
畳は、イグサを主原料とした床材です。
主に和室に利用されており、最近では正方形の琉球畳や、樹脂や和紙を利用した畳などが販売されています。
【メリット】
- 弾力性があり、足腰に負担がかかりにくい
- 防音性が高い
- 調湿効果がある
- 冷たさを感じにくい
【デメリット】
- カビやダニが発生しやすい
- メンテナンスに手間がかかる
畳は日焼けや摩擦によって傷んでしまうため、2~5年で裏返し、4~7年くらい(または裏返してから
5年前後)で表替え、10~15年で新調する必要があります。
他の床材と比べると手間がかかりますが、きちんとメンテナンスを行うことで長く使うことが
できます。
フローリング
フローリングは、大きく分けると、無垢(単層)フローリングと、複合(複層・合板)フローリングの
2種類に分けられます。
一般的に家庭に多く普及しているのは複合フローリングです。
【無垢フローリングと複合フローリングの違い】
無垢フローリングは、丸太から切り出し自然なままの状態で作られています。
複合フローリングは合板や集成材などの表面に、化粧材(木や特殊シート)を張り合わせて作られます。
【無垢フローリングのメリット】
- 調湿性に優れている
- 質感や肌触りが良い
【無垢フローリングのデメリット】
- 水や衝撃に弱い
- 反りや収縮し、隙間が発生する場合もある
- まめなお手入れが必要
無垢フローリングの一番のメリットは天然の木独特の質感や肌触りと言えます。
水や衝撃には弱いですが、水分で膨張するという特徴を活かし、傷や凹みを補修しやすいというプラスの側面もあります。
【複合フローリングのメリット】
- 反りや収縮のリスクが少ない
- 耐衝撃性・抗アレルゲンといった機能性がある製品が多い
- 傷や凹みに強い
【複合フローリングのデメリット】
- 傷がついてしまった場合の補修が難しい
- 無垢材と比べると硬いため踏み心地がよくない
複合フローリングは様々なデザインや機能性を持った製品が多く発売されています。
部屋の用途に合わせて床材の機能性を選択するのもおすすめです。
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部屋ごとにおすすめの床材
リビング・ダイニング
家族が集うリビング・ダイニングは、インテリアと調和の取れた床材を選択することがポイントです。
キッチンとつながっている場合は、お手入れの簡単なクッションフロアや防水機能がある複合フローリングがおすすめです。
キッチン
画像引用元:クリナップHPより
水や油、洗剤をよく使うキッチンは、防水・防汚機能があるクッションフロアがおすすめです。
キッチンとリビングダイニングで異なる床材を使い空間を仕切る方法や、同一の床材でまとめて
キッチンとリビングダイニングを一続きに見せるなど、取り入れ方で様々な空間見せ方ができます。
トイレ
画像引用元:クリナップHPより
手洗いの水のとびはねや、汚れがつきやすい場所でもあるトイレでは、水に強くお手入れが簡単な
クッションフロアやフロアタイルがおすすめです。
面積が小さいため、居室では取り入れにくい個性的な柄が選ばれる方も多くいらっしゃいます。
洗面所
画像引用元:クリナップHPより
水をよく使う洗面所では、トイレと同様にクッションフロアやフロアタイルがおすすめです。
玄関・廊下
玄関、廊下は様々な人により様々な床材を選ばれますが、重要なポイントとして、玄関から廊下は
統一感を出すため、同じ素材・型番に合わせることをおすすめします。
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まとめ
近年の床材は素材から機能性・デザインまで様々な製品が発売されています。
デザインや価格も重要ですが、お部屋の用途やご自分の生活スタイルに合った床材を選ことが、
快適な暮らしへと繋がります。