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はじめに
広島県福山市・岡山県倉敷市・笠岡市・井原市・浅口市でリフォームするなら、イマガワリフォームにお任せください。
リフォーム専門の一級建築事務所として、累計10000件を超える実績があります。
お客様のニーズに合わせて、最適なリフォームをご提案いたします。
介護リフォームとは、高齢者や障害のある方など介護を必要とする人が、安全に日常生活を送れるように住まいを見直すことです。
介護リフォームは介護保険や、自治体による補助金といった制度を利用することが可能な場合があります。
今回のコラムでは、介護リフォームの工事内容や、補助金の概要についてご紹介いたします。
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介護リフォームのポイント
ポイント① 介護が必要な方が暮らしやすく感じるよう計画を立てる
だれしも年齢を重ねることで、今までできていた作業や動作が難しくなる場面があります。
そこで介護リフォームを行うことにより、家の中での問題点を解消し、危険を減らしていくことで、
自立した暮らしを続けられるようになります。自分の力で日常生活を続けていけることは、介護が必要な方にとって大きな自信となり、生きる活力にも繋がります。
介護リフォームは介護を行う側が「こうなったらいいはずだ」と決め付けてしまうのではなく、
介護が必要な方に寄り添い、希望や意見を取り入れて計画することをおすすめします。
ポイント② 介護を行う側の負担軽減
介護は必要な方の暮らしを守っていくのと同じく、介護する側の意見も重要です。
介護は体力的、精神的にも大きな負担を感じることがあるため、その負担の軽減もポイントとなります。
介護者の負担が軽減されると、介護が必要な方にとってもプラスとなります。
介護リフォームは、介護をする人・介護をされる人の両方が安心・快適に過ごせるよう計画を立てることが重要です。
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主な介護リフォーム
- 手すりの設置
手すりを設置すると転倒のリスクが減るため、自分で廊下を移動したり、トイレへ行く際の
安心感につながります。
体が安定するため、介護をする方の負担も軽減されます。
設置の際はどのような動きの補助が必要な場所か・その人にあった手すりかをチェックしましょう。
- 段差の解消
部屋の境目などにある数cmの段差は、つまづき、転倒が発生しやすい箇所です。
段差をなくすことで、転倒による骨折や、それに伴う入院後の認知能力の低下を防ぐことができます。
車椅子も動かしやすくなるので、介護をする側・される側の両方にメリットがあるリフォームです。
- 滑にくい床材へ変更
高齢の方は筋力の低下で段差がない場所でも転倒のリスクがあるため、床材の見直しもおすすめです。
掃除しやすいものにすると、介護者の負担も軽減されます。
- 建具の変更
家の建具が開き戸の場合、開く際に体をよけなければならないため、高齢者にとってはバランスを
崩しやすい動きになってしまいます。建具は車椅子でも使いやすい引き戸がおすすめです。
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介護リフォームで使える補助金・助成金
①介護保険を利用
介護保険とは、寝たきりや認知障害など介護が必要な状態になったときに、その必要度に応じて
一定額を限度に給付を受けられる社会保険制度です。
住宅のリフォームが介護のためと認定されれば、国からの補助金が受けられます。
ただし、要支援1~2、要介護1~5の人が住む家が対象となり、事前に申請が必要です。
支給限度基準額は20万円です。
収入に応じた介護保険料の払いは、自己負担が1~3割なので、最大18万円が支給されます。
要介護状態区分が3段階以上上がった際・転居したときは再び補助を受けることが可能です。
- 介護保険が利用できるリフォーム
①手すりの取り付け
②段差の解消
③滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
④引き戸等への扉の取替え
⑤洋式便器等への便器の取替え
⑥上記の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修- 介護保険を利用してリフォームをする流れ
①ケアマネージャーへ相談
介護保険を利用するには、住宅改修が必要な理由書を提出する必要があります。
この書類作成には専門的な知識が必要なため、ケアマネージャーや地域の支援センターの職員へ相談をします。
②業者へ見積り依頼
リフォーム業者へ見積もりを依頼します。介護リフォームの実績がある業者を選びましょう。
申請に必要な見積書や工事の内訳書を作成してもらいます。
③事前の申請を行う
介護保険を利用したリフォームは、必ず工事前の申請が必要です。
見積書や住宅改修が必要な理由書、改修前の住宅の状況が分かる写真、改修の予定状況を記した図面などを準備し(業者が揃えてくれる場合が多い)お住まいの市区町村担当窓口に申請をします。
④工事開始
介護をする側・される側の双方がリフォームの内容に納得していることが大切です。
工事開始までにケアマネージャーを含めしっかり話し合いましょう。
⑤完了届を提出・審査を受ける
工事が終了したら、領収証など費用が発生したことがわかる証明、完成後の写真や工事内訳書など(業者が揃えてくれる場合が多い)を添えて、工事の完了届を提出、補助金支給の申請をします。
審査を受け、必要な住宅改修だと確認が取れた後、費用が支給されます。
②自治体の助成金を利用
介護保険以外にも、自治体ごとに助成金がでる場合があります。
お住まいの市区町村役場へ問い合わせをしてみましょう。
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イマガワリフォーム 介護保険を利用した施工事例
- 段差解消・手摺設置工事などは、介護保険を使用した事例
- こちらも段差解消・手摺設置工事などは、介護保険を使用した事例
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まとめ
介護リフォームは高齢者を転倒などの事故から守り、快適な日常生活を続けるために必要なリフォームです。
介護する人、介護される人にとっての住みやすい環境づくりや、介護保険などを上手に活用するためには、専門知識を持った人の意見が必要です。
納得のいく介護リフォームを行うため、安心して相談できる相談員・リフォーム会社を見つけることが何より重要です。