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畳からフローリングへのリフォーム
畳からフローリングへリフォームしたいと希望される方は年々増えつつあります。
今回のコラムは、施工方法の種類や注意点、イマガワリフォームの施工事例をご紹介いたします。
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施工方法
畳を剥がしてフローリング材を張る
一般的な方法が、畳を剥がしてから床材を張り替えるやり方です。
下地材が傷んでいないかを確認できることに加え、リフォーム時に風通しが良くなるので、
湿気やほこりを取り除くことができます。
高さも合わせることができるので、段差ができることもありません。
畳の上からフローリング材を敷く
畳の上からフローリング材を敷く方法は、手軽・安価にリフォームを行えます。
また、畳は残しているため、和室に戻したいという場合も簡単に戻すことが可能です。
ただし、直接畳の上に敷くため畳が傷むこと、湿気がこもりカビが発生してしまうデメリットがあり、あくまで一時的な方法です。
湿気対策として、床下に湿気を取るための薬剤をまく、除湿シートをフローリングと畳の間に敷くなどの対処方があります。
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フローリングへリフォームするメリット・デメリット
メリット
- お手入れが簡単
フローリングは掃除がしやく、定期的なメンテナンスも畳と比べ簡単に行えます。
ダニも発生しにくく清潔な状態を保ちやすいです。
- 重たい家具が置け、車椅子の操作もスムーズ
畳では重たい家具を置いた際に畳の表面が傷ついてしまったり、へこんでしまう場合がありますが、
フローリングならその心配もありません。
車椅子も畳では車輪の抵抗があり、動かす際に力が必要になりますが、フローリングでは
スムーズに操作ができます。
- 耐用年数が長い
フローリングは、使用する床材により耐用年数が異なりますが、複合フローリングは約10~20年、
無垢フローリングでは30年以上です。
一方の畳の耐用年数は、使用頻度や手入れにより差が生じますが、一般的には5年程度、長くても20年といわれています。
畳の寿命を延ばすには、表面のい草を交換する方法や、畳を一度剥ぎ、汚れていない裏面を表として使用するといった、職人による作業が必要です。
デメリット
- 畳よりも防音性が低い
畳は音を吸収してくれる効果があります。 そのため音が響きにくいというメリットがありますが、
フローリングは畳より薄く音が伝わりやすくなるので、防音性が下がるというデメリットがあります。
- 室内の湿度が高くなる
畳には※調湿効果があるため、フローリングへ変えた場合部屋の湿度が高くなる恐れがあります。
畳の上からフローリングを重ねている場合は湿気がこもりやすため、定期的にフローリングを剥がす・畳との間に除湿剤を設置するといった対策が必要です。
※周囲の湿度が高いときは水分を取り入れ、乾燥しているときは内部の水分を空中に放出すること
- 冷えを感じやすい
フローリングは外気の影響を受けやすいため、冬場に足元に冷えを感じやすくなる場合があります。
すぐに行える対策として、カーペットやラグの使用がおすすめです。
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施工事例
岡山県浅口市鴨方町 I様邸
畳も古くなり、お子様が使いやすいように床を畳からフローリングにしたいとのご要望です。
解体後、下地からしっかり断熱材を入れて施工しました。
お手入れがしやすい綺麗なフローリングの床になりました。
岡山県笠岡市 N様邸
和室2間の居室です。畳が劣化しているため、フローリングにリフォームしたいとのご要望です。
畳をめくると下地の数が非常に少なかったため、追加で下地の補強工事を行い、フローリング仕上げにしました。
岡山県浅口市寄島町 M様邸
和室の床がフワフワするので直し、フローリングにしたいとのご要望です。
既存の床がフワフワして抜けそうな状態でした。
フローリングの床は周りの敷居と高さを揃え、バリアフリーになるよう施工しました。
岡山県浅口市 W様邸
畳だけでなく、元あった押入れをウォークインクローゼットへリフォーム。
収納力も格段にUPしました。
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まとめ
畳からフローリングへのリフォームは、部屋の使い勝手が良くなるケースが多くあります。
フローリングの床はインテリアコーディネートもしやすく、家具を置く際も畳のように注意する必要がありません。
介護やバリアフリーにも対応しやすいため、将来の体の変化にも適応しやすい住環境へ変えることができます。
また畳のメンテナンスは意外に手間がかかるので、フローリングへ変えることでメンテナンスやお掃除の負担も減らすことができます。
畳からフローリングへのリフォーム、興味がある方はぜひ一度イマガワリフォームへご相談下さい!