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キッチンリフォームの際に考えたい キッチンレイアウト
キッチンでの作業が行いにくい・リビングへの動線が不便など・・・
そんなキッチンに対するお悩みは、キッチンレイアウトを変更するリフォームで改善
できることがあります。
しかしレイアウトによってはせっかく行ったリフォームが失敗に終わってしまうこともあります。
今回のコラムでは、キッチンレイアウトの種類とメリット・デメリットをご紹介致します。
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6種類のキッチンレイアウト
- I型
Ⅰ型キッチンは、調理スペース、シンク、コンロといった設備が一直線に並んでいるキッチン。
【メリット】
- シンプルな形のため、コンパクトに設置できる。
- 複雑な形ではないため、他のレイアウトタイプと価格を比較するとリーズナブルなものが多い
【デメリット】
- 横に長いI型キッチンでは動線が悪くなる。
- 壁付け型のI型キッチンの場合、リビング側からキッチンが丸見えになってしまう
- Ⅱ型
Ⅱ型キッチンは、Ⅰ型キッチンの作りを2つに分けたキッチン。
【メリット】
- 前後に作業スペースがあるので、複数人での作業も窮屈に感じない
- 調理作業中の動線も短い
【デメリット】
- 2つの設備をキッチンスペースに置くことになるため、リビングやダイニングが狭くなってしまう
- L型
キャビネットをアルファベットのL字型に配置したキッチン。
基本的にコンロとシンクが90度で向かい合うように設置されることが多い。
【メリット】
- Ⅱ型キッチンと同様に2つのキャビネットがあるため、作業スペースが広い
- 複数人での調理が行いやすいスタイル
【デメリット】
- 90度に曲がっているコーナー部分がデッドスペースになりやすい
- U型
キャビネットがUの字型のレイアウトになっているキッチン。
【メリット】
- 収納スペースが多く、調理スペースも広くとれる
- キッチンでの作業時の動線を短くでき、効率的に動ける
【デメリット】
- 3辺をカウンターでふさいでいることから、ゆとりあるスペースがなければ圧迫感が出てしまう
- L型と同様にコーナー部分がデットスペースとなりやすい
- アイランド型
対面キッチンの1つで、キッチンの四方を壁から離して島のように設置するスタイル。
【メリット】
- 壁から離れて独立しているため、非常に開放感がある
- 作業中でもリビングの家族とのコミュニケーションが取りやすい
- キッチンの四方全てから調理や配膳を行える
【デメリット】
- キッチンのスペースとその周りの通路の幅を確保する必要があるため、広いスペースが必要
- どの位置からもキッチンがまる見えになってしまう
- 壁から離れて設置されるため、壁面を利用した収納スペースが限られる
- ペニンシュラ型
対面キッチンの1つで、キッチンの1辺が壁に接している半島のような設置スタイル。
【メリット】
- キッチンの片方を壁付けにするため、比較的限られたスペースにも設置できる
- 開放感があり、作業中でもリビングの家族とのコミュニケーションが取りやすい
- 対面キッチンの中では比較的価格が安い
【デメリット】
- リビングを向いて調理するため、ニオイや油はねがリビングに届きやすい
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まとめ
同じキッチンでもレイアウトによって使い勝手や雰囲気が大きく変化します。
近年はリフォームにおいてもアイランド型やペニンシュラ型といった対面キッチンが人気ですが、
キッチン・リビングのスペース、生活スタイルによっては返って使い勝手が悪くなる場合もあります。
キッチンリフォームの際にレイアウト変更する際は、単に見た目だけではなく
- 希望するキッチンレイアウトのメリット・デメリットを確認する
- 既存のキッチン・リビングの広さ
- キッチンの使い方(複数人で作業することがあるのかなど)
といった点に注意しながら選択することが、レイアウト変更を成功させるポイントです!