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トイレリフォーム こんな失敗に注意!
トイレのリフォームを検討されているお客様、トイレは毎日何度も使う場所だらかこそ、
快適で使い勝手よくリフォームしたいものです。
近年のトイレは多種多様な製品が登場しており、選択肢も多くなっています。
しかし選択肢が増えているからこそ失敗するケースも多くなっています。
今回のコラムではトイレリフォームの失敗例をふまえ、トイレリフォームを成功させるポイントを
ご紹介致します。
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トイレリフォームの失敗例
ケース1 便器を交換したら狭くなってしまった
トイレ選びで最初にチェックしたいポイントは、機能やデザインではなくサイズです。
いかに製品自体が高機能でデザインが良くても、既存のトイレ空間とのバランスが悪ければ、
快適な空間にはなりません。
サイズが大きい製品を選んだ場合、座ったときにすぐ目の前に壁やドアがきてしまい窮屈に感じてしまうこともあります。
また、便器まわりのスペースが狭くなると、掃除もしづらくなっていまいます。
カタログやメーカーのショールームで見る場合よりも実際に設置すると大きく感じることが多いため、注意が必要なポイントです。
あらかじめ現在の自宅のトイレの
- タンクを含めた全体の奥行き
- 便座部分の幅と奥行き
この2つのサイズを計って検討されることをオススメします。
ケース2 内開きのドアで後悔した便器や手洗い場のリフォームと合わせて、ドアを外開きや引き戸に変更すればよかったと思われる
ケースもあります。
トイレのドアは現在は外開きが主流となっています。
内開きのドアはスペースが狭いため出入りがしずらく、トイレの中で人が倒れてしまった場合、
救出が遅れてしまうこともあります。
安全面も含めて外開きのドアや引き戸を選ぶことをオススメ致します。
ケース3 床材選択を誤りお手入れがしずらくなった
トイレの床を木材フローリングにリフォームしたら、だんだんと黒く変色してきたケースもあります。
木材は水に弱い性質があるため、水ハネや汚れを放置してしまうとシミになりやすく、アンモニアやトイレ用洗剤が付着すると、腐食や変色をおこしてしまいます。
トイレの床は、他の部屋と違って特殊な環境にあるため、見た目や価格だけで選ばずに
機能も考慮することが重要です
オススメしたい床材は“クッションフロア”です。
お手入れもしやすく、特殊加工を施すことで防臭性などの機能がある物もあります。
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押さえておきたい3つのポイント
- 将来を考えてリフォームを行う
トイレをリフォームすると、何か不具合が起こらない限り10年以上長く使い続けることが
ほとんどです。
出入りしやすいドアに変えたり、手すりを設置するなど、
現在の状況だけでなく、10年・20年先を見据えたリフォームを検討しましょう。
- 予算とリフォーム範囲を明確にする
トイレは便器の他にも床や壁、収納棚の設置などのリフォームもありますが、
全てのグレードを上げてしまうと膨大な金額になってしまいます。
予算とのバランスが取れるリフォームの範囲を決めるためには、まずはどこをきれいにしたいのか
優先順位を決めることです。
さらに絶対に譲れないポイントを明確にすることで、予算内でもより理想に近いトイレリフォームを
行うことができます。
- 理想のイメージや要望を伝える
リフォーム業者との打ち合わせの際は、要望やイメージをどれだけ明確に伝えるかが大切です。
業者との認識のズレをおこさないためにも、紙に書き出す、イメージに近い写真を準備することが
効果的です。
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まとめ
画像引用元:TOTOホームページより
トイレリフォームを成功させるには、まずどのようなトイレにしたいのか。
製品の機能や予算、リフォームの際に譲れない点をイメージしてみましょう。
そしてイメージをリフォーム業者へ正確に伝えることが重要です。
言葉だけではどうしてもイメージの相違が出てしまいがちですので、
箇条書きや写真など、目で見て共有できる物があればスムーズに話し合いが行えます。
また、長く使い続けるためにも将来を見据えた安全性への配慮や、アフターサービスの
内容の確認も行いましょう。