リフォームコラム・お役立ち情報 リフォーム費用相場 お風呂リフォーム 2022年11月18日

エコキュートの価格・選び方・特徴を解説!

  • エコキュートの価格・口コミ・特徴とは?

     

    エコキュートは、省エネ効果が高いと評判が良いです。給湯器を買い換えるリフォームの際に、候補として考える方も多いと思います。

    しかし、「本当にエコキュートは得なのか」「導入費用はどのくらい?」といった不安や疑問もあると思います。

    そこで、今回はエコキュートの設置にかかる金額の目安や施工事例、製品の種類や選び方を解説します。

     

    エコキュートの設置・工事価格はいくら?

    本体価格込みで50~60万円が相場です。また、タンクの容量や種類によって本体価格は異なります。

     

    エコキュートにはどのような種類がある?

    自動お湯張りや足し湯ができる「オートタイプ(セミオート/エコオート)」や、
    自動お湯張り・足し湯・追い焚き機能がついた「フルオートタイプ」、
    給湯器機能のみの「給湯専用タイプ」などがあります。

     

    エコキュートのメリット・デメリットにはどんなものがある?

    省エネ・創エネ効果があり、ガス給湯器と比べると、「光熱費が安くなる」「使いやすい」といったメリットがあります。
    「設置費用がやや割高になる」「タンク内の清掃が定期的に必要」というデメリットもあり、「設置スペースの確認が必要」などの注意点もあります。

     

  • エコキュートの種類・メーカーの違いを解説

     

    エコキュートには、

     

    ● 給湯専用
    ● オート
    ● フルオート

     

    上記の3つのタイプがあります。

    それぞれのタイプの特徴を、詳しくご紹介していきましょう。

     

    給湯専用タイプ

    お湯張りや追い焚きなどの全自動機能が無く、手動で蛇口をひねってお湯を出すシンプルなタイプ。
    設置費用が最も安く済むため、とにかく価格を重視したい場合に最適。
    製品の種類によっては、浴槽内のお湯が設定量に達した際に、音声で知らせてくれるタイプもあります。

     

    オートタイプ(セミオート/エコオート)

    自動で「お湯張り」と「足し湯」ができるタイプ。
    「保温」や「追い焚き」の機能は搭載されてませんが、その分価格が安く済みます。
    お湯張りができれば十分、という方に最適です。

     

    フルオートタイプ

    「お湯張り」「足し湯」「追い焚き」を全て自動で行ってくれるタイプ。
    お湯の温度や量を設定しておけば、温度が下がったり、お湯が減ったりしたときに自動で調整してくれます。
    ボタン一つで簡単に操作できるという利便性が大きなメリットになります。
    しかし、あらかじめ設定しておかないと、不要な時にまで足し湯や追い焚きが行われて光熱費がかかるため、注意が必要です。

     

    多機能タイプ

    メインである給湯機能のほかに、以下のような機能を持つ製品もあります。

     

    ● 自動お湯張り
    ● 床暖房
    ● 浴室暖房
    ● 乾燥
    温水式電気床暖房や浴室暖房の設置を予定している、またはオール電化住宅へのリフォームを検討されている場合にオススメです。

  • エコキュートの主要メーカー

    人気のエコキュート商品を生産・販売しているメーカーには、主に以下の会社があります。

     

    ● パナソニック
    ● 三菱電気
    ● ダイキン
    ● コロナ
    ● 日立

     

    製品によって、シャワーの水圧や機能などが異なり、さまざまなタイプのエコキュートが販売されています。
    保証期間や修理時の対応時間なども会社により異なるので、日々の使いやすさやメンテナンスの手頃さなども考慮して、適した製品を選択してください。

    機器選びに迷った際は、ご希望の予算や機能性をお伝えただければ、お客様に合ったおすすめの商品をご提案させていただきます!

     

  • エコキュートの仕組み・特徴を解説

    エコキュートとは、ヒートポンプ技術を利用して、自然冷媒である二酸化炭素へ集めた空気中の熱を使ってお湯を沸かす給湯機器の総称で、正式名称を『自然冷媒ヒートポンプ給湯機』といいます。

    「自然冷媒」とは、冷蔵・冷凍・空調などで利用できる冷媒(熱を移動させる媒体となる物)の内、自然界に存在する物質のことを表します。
    アンモニアやプロパンなどもその代表格です。

    『エコキュート』とは本来、関西電力の登録商標ですが、現在は国内のさまざまな企業で自然冷媒ヒートポンプ給湯機器の愛称として使われています。

     

    熱を取り込み、お湯を沸かす「ヒートポンプユニット(室外機)」

    給水、および沸いたお湯を貯める役割を担う「貯湯ユニット」

    エコキュートは、この2つの機器で構成されることによって、お湯を作り出し、溜めておけるのです。

    水道管の水が「貯湯ユニット」の下部から汲み取られ、「ヒートポンプユニット」へ送られます。
    この「ヒートポンプユニット」は、見た目・性質ともにエアコンの室外機とよく似ており、電力を使用して空気中の熱を取り込みます。

    ヒートポンプユニット内に吸収された空気熱は「熱交換器」によって冷媒へ集められます。
    冷媒は「圧縮機」で圧力をかけられることによって高温になり、「水熱交換機」へ送られて、お湯を沸かす力を発揮します。

    そして、沸いたお湯は「貯湯ユニット」の上部に貯蔵されて、お風呂やキッチンなどへ供給される仕組みです。

    自然界にあるエネルギーを有効活用するエコキュートは、環境問題の改善に大きく貢献できると期待されています。

     

    エコキュートの交換時期は、設置後10~15年位です。

    使用頻度や周辺環境によってエコキュートの劣化が交換時期よりもはやく進む場合もあります。
    状況によって耐用年数は変化するので、不具合が発生したら早めに専門業者に相談して対応してもらうことをおすすめします。

     

     

エコキュートのメリット

 

『エコキュート』には、「エコ」と言葉の通り、環境に良く経済的という大きなメリットがあります。

エコキュートは、省エネと創エネ効果があるため環境にやさしく、「ヒートポンプユニット」は、稼動する際に少量の電力を必要としますが、

お湯を沸かすために使用するのは主に再生可能エネルギーである空気中の熱です。
機種によって多少の差はあるものの、従来の電気温水器に比べると、エコキュートの使用電力は約3分の1で済むといわれています。

電力と自然エネルギーの両方をバランスよく利用して、効率的に沸騰・貯湯するので、非常に有効な設備です。

さらに「光熱費が安くなった!」という声が多数!

基本的にエコキュートは、電気代が最も安い時間帯にお湯を沸かします。
この仕組みを上手に活用することで、「電気代・ガス代が今までよりも安くなった」という声が数多くあります。

特に、都市ガスよりも割高なプロパンガスを使用している地域では、エコキュートに替えることで光熱費を節約できる可能性が高くなります。

また、IHクッキングヒーターやオール電化にリフォームすると、よりエコキュートが省エネや電気代の節約につながります。