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塗料は、「気温が5度以下の時、または湿度が85%以上の時」には乾燥しないので、塗装できません。
雪が積もる地域は冬に塗装できませんが、岡山県内であれば年中塗装できます。ただし、しっかりとした施工管理が必要です。
ここでは、季節ごとの塗装するメリット・デメリットを説明します。
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季節ごとの特徴
ほとんどの塗料は「気温が5度以下の時、湿度が85%以上」のとき、塗料が乾燥しない、または乾燥に時間がかかるため、塗装に不向きです。
塗料が固まるのに時間がかかると、固まろうとしている間に塵埃がついたり、水滴がついたりしてしまうリスクが高まります。また、気温が低いと結露が発生しやすくなり水滴がついてしまいます。
このような条件(季節)に塗装すると、塗装後にすぐに不具合が出る初期不良になる可能性が高くなります。
そのため、冬が明けた春先から夏にかけてが繁忙期になり、冬季間は物理的にも塗装が難しいため閑散期になります。
春(3月~5月)
花粉の影響を気にする方もいますが、飛散防止シートで建物全体を覆うので特段、心配する必要ありません。
■この時期に塗装するメリット
気温・湿度が安定している。■この時期に塗装するデメリット
繁忙期なので、早めに予約しないとこの時期に施工できなくなることもある。夏(6月~8月)
梅雨の影響を気にする方は多いです。雨が降ると塗装ができないので工期は長くなりますが、雨が降っていない日に塗装すれば、塗装自体ができないわけではありません。施工管理が重要になります。
■この時期に塗装するメリット
6月は雨が多いので、雨漏りを発見で、塗装と一緒に補修できる。また、7,8月は気温も高いのでしっかり乾燥するのでオススメです。■この時期に塗装するデメリット
6月は梅雨で雨が多くなるので塗装できない日が多くなるため、工期が長くなります。秋(9月~11月)
台風の通過に備えて、事前にメッシュシートを外しておいたり、ゆるめたボルトをしっかりと締めておいたりと、台風が来る前に職人が臨機応変に対応いたします。
■この時期に塗装するメリット
気温も気候も安定することから、もっとも塗装に適した時期です。■この時期に塗装するデメリット
台風の影響でスケジュールがずれる。繁忙期になるので依頼してもすぐにやってくれるとは限らない。冬(12月~2月)
雪の降る中での塗装工事はできません。
■この時期に塗装するメリット
12月は駆け込みが多くなるため、なかなか人気店に頼めない場合があるが、1月2月は工事を始める人が少ないため人気店を選べるます。■この時期に塗装するデメリット
12月は駆け込みが多くなるため、なかなか人気店に頼めない場合がある。寒いと塗料が乾きにくく、雪が降る中での作業は難しいためスケジュールが乱れる可能性がある。
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まとめ
最適な時期を待っている間にも、外壁の経年劣化は進みます。外壁やコーティングの割れ目、塗装の剥がれなどをそのままにしておくと、外壁が腐食して崩れ落ちたり、断熱性が低下したりする可能性があります。このような危険を避けるためにも、塗装工事をいつ行うべきか、なるべく早めにご相談ください。「今すぐすべき」なのか「少し待って時期が良くなってからした方が良いのか」を専門知識や経験を元に適切な時期を判断いたします。